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家賃は給料の何割? 一人暮らし女性の適正割合とは

武田明日香

一人暮らし女性が家賃の割合を下げるコツ

家賃の割合が高いと生活に余裕がなくなり、なるべく下げるのが望ましいということはわかりました。しかし、一人暮らしの女性、防犯面も気になりますし、どんな家でもいい、というわけにはいきませんよね。どうにかやりくりするコツはあるのでしょうか? 引き続き、續さんにアドバイスをもらいました。

貯金するには家賃を下げるべき?

家計を見直す場合には、毎月決まって出ていくお金(「固定費」といいます)から見直していくのが基本です。固定費には、家賃や保険料、通信費などがあり、その中でも毎月出ていく額が比較的高い家賃を見直し、その分を貯金にあてる方法は、的確な判断と言えます。

しかし、家賃を安く抑えたいために引っ越したところが、「セキュリティ上の問題で毎日の不安や悩みが増えた」「そのために防犯対策用の出費が増えた」「最寄り駅までの距離が長くなり、利便性だけでなく安全性も悪くなった」などの問題が生じるのも考えものです。女性の一人暮らしであればなおさらです。

将来の安心や快適さのための「貯金」より、今の安心や快適さのためのセキュリティや利便性も大事な要素。家賃を抑えることが難しいようであれば、そのほかの固定費である保険料や通信費等のプランを見直してみましょう。そのあと、毎月支出の金額が変化するお金(「変動費」といいます)である食費や光熱費、娯楽交際費、美容服飾費などを少しずつ節約してみるのがいいですね。固定費や変動費の生活費割合を抑え、貯金できる割合を増やしていくのもひとつの方法です。

家賃を安く抑えるには?

家賃を安く抑えるために引っ越しを考えているのなら「今より家賃の安い物件を探す」のはもちろんのことですよね。そのほかに心がけてほしいことは5つあります。

1.通勤に便利な地域を探す

通勤は生活する上でかなり多くの時間を費やしています。快適な日々を送るためには通勤に便利かどうかは重要です。家賃だけのために通勤に不便な場所を選ぶのは、デメリットが多くなるので気をつけましょう。

2. 今注目されている人気の地域はあえて避ける

人気の地域は家賃相場が比較的高い傾向にあります。そのような地域を選ばないことも、家賃を下げるコツです。

3. 大学が近くにある地域を探す

一人暮らしの女性には、治安がいいかどうかも気になるところですよね。学生用に建てられた一人暮らし仕様の物件は、セキュリティもよく、家賃も比較的安い傾向にあるので狙い目です。

4. 3月の引っ越しを避ける

3月は引っ越しする人が多いため“貸し手優位の時期”です。その時期を過ぎた4~7月は“借り手優位の時期”。家賃の値下げ交渉や引っ越し業者との代金交渉もしやすい時期なのでお得です。

5. 引っ越しをせずに家賃の割合を下げることも考える

引っ越すことは考えずに家賃の割合を抑える工夫としては、「家賃をカード払いにしてポイントを貯める」「契約更新時に値下げ交渉をしてみる」などもいいでしょう。また、家賃の割合を抑えるという意味では、手取り額自体を増やすことを考えてみるのもよさそうですね。

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