インテリアデザイナー資格とは？インテリアデザイナーになるには？必要な資格や仕事内容を解説

更新: 2023.11.13

ゆったりと過ごしたいマイホーム、美味しいコーヒーを楽しむ癒しのカフェなど、インテリアはその場の雰囲気や環境を作り上げる大きな要因となります。

インテリアデザイナー資格取得の通信講座はこちら

SNSの発達により「お洒落な空間」がさまざまなシーンで求められている現代において、インテリアデザイナーはその需要が高まっています。

インテリアデザイナーとは？

インテリアデザイナーとは、インテリア商品や空間演出に関する専門知識を活かし、それぞれの希望に合わせたインテリアデザインを提案する仕事です。

インテリアデザイナー資格取得の通信講座はこちら

インテリアとは「室内装飾」という意味であり、家具のデザインやカラー、配置などを考えることで部屋全体に統一感を出したり、心地良く暮らせる内装を目指すものです。

部屋をコーディネートする際には、見た目ばかりを意識しがちですが、建物や家具に負荷をかけない素材や配置、動線を確保した暮らしやすい空間づくりなど、考慮すべきポイントは多くあります。

インテリアデザイナー資格について

インテリアデザイナーは、依頼者の希望する雰囲気・デザインを実現しつつ、安全性や暮らしやすさも考えられたインテリアコーディネートを提案する必要があるのです。

また、SNSが発達した現代では「SNS映え」を意識したフォトジェニックな空間が多くのシーンで求められるようになりました。お洒落さを追求したインテリアはカフェなどの飲食店ではもちろん、マイホームの内装にまで需要が広がっています。

インテリアアドバイザー資格について

こだわりのインテリアを公開するSNSアカウントが人気を集め、雑誌やテレビで特集が組まれることも。

「お洒落な家に住むこと」「お洒落な場所で過ごすこと」が一種のステータスともなっている今、インテリアデザイナーの活躍の場は、さらに増えていくことが予想されます。

インテリアデザイナーになるためには？

インテリアデザイナーになるためには、以下のような知識が必要です。

建築基準法などインテリアに関わる法律について
室内の安全計画について
インテリア工事について
光や温度、音から見た室内環境について
家具や照明などの商品知識
構造計画や構造力学について
インテリア商品の販売について

これらの知識を身に付ける方法として、インテリアについて学べる専門学校に通うことが挙げられます。しかし、仕事や家事・育児と両立してインテリアの勉強をしたいという場合には、学校へ通うのは難しくなってしまうでしょう。

そんな人は、資格スクールの通信講座を利用するのがおすすめです。通信講座であれば自宅で学習を進められるため、隙間時間を有効活用して自分のペースで知識を身に付けられます。

インテリアデザイナーの仕事内容と活躍分野

インテリアデザイナーの仕事は、マイホームや店舗のインテリアコーディネート、企業向けの研修など多岐に渡ります。

住宅メーカー

住宅メーカーのインテリアコーディネーターとして働くことで、新築やリフォームを契約したお客様向けにインテリアの提案が可能です。

ほとんどの住宅メーカーでは「インテリア相談会」などを定期的に開催しており、リビングなどのコーディネートに悩むお客様が、多く来場しています。

インテリアの専門家として、お客様の抱くマイホームへの夢や理想を丁寧にヒアリングし、予算なども考慮しながら、最適なコーディネートを提案する必要があります。

また、このような相談会では、家具やカーテンなどを紹介して、その場で購入できるスタイルも多いです。そのため、インテリア商品の紹介や販売スキルも必要となるでしょう。

店舗のインテリアプロデューサー

「インテリア」は、マイホームなどの住宅に限ったものではありません。インテリアプロデューサーとして、カフェや美容サロン、オフィスのインテリアを提案する働き方も選択肢の一つです。

最近ではフォトジェニックな空間・商品の需要が高まっており、お洒落な雰囲気のカフェや飲食店も増えています。

「お洒落な商品をお洒落な空間で撮影し、SNSに投稿する」といった行為自体がブームともなっている現在では、インテリアコーディネートが集客率アップに大きく起因しているケースもあるでしょう。こだわり抜かれたインテリアは、今やお店・商品の価値を底上げしてくれる存在となっているのです。

シンプルで洗練された空間、どこを切り取ってもお洒落な空間、店舗の一部をフォトスポットにするなど、インテリアプロデューサーには依頼主の希望にあった空間を実現する能力が必要となります。

インテリアデザイナーとして独立

インテリアに関する専門知識を身に付けたら、インテリアデザイナーとして独立・開業するのも良いでしょう。

自宅やスクールで講師活動をしたり、住宅・建築関係の企業向けに研修を行い、インテリアコーディネートの魅力やコツ、注意点などを伝える仕事が中心となります。

家具を販売している店舗の一角にコーナーを設置してもらうなどして、自宅の雰囲気を変えたい、思い切って模様替えをしたいという人向けにアドバイスをしたり、一緒に家具選びをするのも面白いですね。インテリアは、その空間で過ごす人をほっとさせたり、ワクワクさせたりと、さまざまな効果をもたらす奥深いものです。

独立するにはその準備や活動の企画・売り込みなど大変なこともありますが、インテリアの魅力を自分のスタイルを通して、多くの人に発信できるやり甲斐のある仕事です。

インテリアデザイナーに向いている人

インテリアデザイナーに向いているのは、以下のような人です。

建築業界で働く人
住宅メーカーで働く人
家具やカーテンの販売をしている人
映像ディレクターとして働く人
インテリアが好きな人

建築業界や住宅メーカーで働く人は、インテリアに関する専門知識を身に付けることで自身のスキルアップを目指せます。また、映像ディレクターや編集に携わる人は、映像の世界観や雰囲気を形にするため空間コーディネートをする機会も多いです。

インテリアデザイナーとしての知識・スキルを生かすことで、より魅力的な空間を演出し、クオリティの高い作品を作れるでしょう。

インテリアデザイナーの代表的な資格

インテリアデザイナーとして働くために、資格の取得は必須ではありません。しかし、インテリアコーディネートに関する専門知識やスキルを有することの証明として資格を取得しておくことで、働き出してからの仕事の幅が広がります。

また、住宅メーカーなどでインテリアコーディネーターとして働く場合には、指定された資格の保有が必要となるケースもあります。インテリアコーディネートに関する資格には、以下のようなものがあります。

インテリアデザイナー
インテリアアドバイザー
インテリア設計士
照明コンサルタント
リビングスタイリスト

ここでは、代表的な5つの資格について解説します。

インテリアデザイナー

インテリアデザイナーとは、日本デザインプランナー協会が認定している民間資格です。インテリアに関する幅広い知識、インテリアデザインにおける表現力を持つ人に与えられます。

インテリアデザイナーではコーディネートの能力はもちろんですが、家具や照明などのインテリア商品に関する知識、販売スキルなども必要となります。

インテリアデザイナーの資格を取得するには、在宅にて試験に合格する必要があります。また、協会指定の資格スクールにて特別カリキュラムの講座を受講することで、添削課題と卒業課題の提出のみで試験免除で取得可能です。

インテリアアドバイザー

インテリアアドバイザーとは、日本デザインプランナー協会が認定している民間資格です。マイホームや飲食店など、それぞれの建物の様式を考慮つつ、依頼主の理想を実現するための提案ができるスキルを有する人に与えられます。

こちらの資格では、インテリアデザインに関する基礎はもちろん、プロ目線でのコーディネートができる応用的な知識まで、実践で役立つ能力が身に付きます。

インテリアドバイザーの資格を取得するには、在宅にて試験に合格する必要があります。また、協会指定の資格スクールにて特別カリキュラムの講座を受講することで、添削課題と卒業課題の提出のみで試験免除で取得可能です。

インテリア設計士

インテリア設計士とは、日本インテリア設計士協会が認定している民間資格です。インテリアに関する設計や施工、監督を行える知識・スキルを有する人に与えられます。

インテリア設計士は2級と1級に分かれています。2級では、受験資格として以下のいずれか1つに当てはまることが必要となります。

建築学科などの大学、専門学校、高等学校などを卒業しているまたは在学中であること
一級建築士、二級建築士など指定の資格を保有していること
試験が行われる年の4月1日時点で20歳に達していること
2級試験の学科または実技のどちらかに過去3年以内に合格していること

1級の受験資格についても、以下のいずれか1つに当てはまることが必要となります。

建築学科などの大卒後、1年以上の実務経験があること
建築学科などの短期大学または高等専門学校を卒業後、2年以上の実務経験があること
高等学校を卒業後、2年以上の専門教育と2年以上の実務経験があること
建築学科などの高等学校を卒業後、3年以上の実務経験があること
2級取得者で、その後2年以上の実務経験があること
一級建築士や二級建築士など指定の資格を保有していること
インテリアコーディネーターの資格取得後に1年以上の実務経験があること
上記条件と同等の資格と5年以上の実務経験があること
1級の学科はまたは実技のどちらかに過去3年以内に合格していること

インテリア設計士の資格を取得するには、学科・実技それぞれの試験に合格する必要があります。

照明コンサルタント

照明コンサルタントとは、照明学会が認定している民間資格です。照明の基礎知識や演出方法、住宅や店舗、オフィスなどそれぞれに合った照明について熟知する人に与えられます。

照明コンサルタントの資格を取得するには、協会指定のテキストに基づく演出問題とレポートに合格し、特別講義を受講する必要があります。また、照明コンサルタントは5年ごとの更新制となります。

リビングスタイリスト

リビングスタイリストとは、日本ライフスタイル協会が認定している民間資格です。住宅の中でもリビングのインテリアデザインに特化した資格であり、お客様の希望やライフスタイルに合わせた最適なコーディネートを提案するスキルを持つ人に与えられます。

リビングスタイリストは3級・2級・1級に分かれており、受験資格はないものの、1級の受験には2級の合格が条件となっています。3級と2級は同日の併願受験も可能です。3級・2級はマークシート方式、1級は記述方式の試験となります。

インテリアデザイナーにおすすめの資格は？

これけらインテリアデザイナーとして働きたい！という人には、「インテリアデザイナー」「インテリアアドバイザー」の2つの資格が特におすすめです！

インテリアデザイナーではインテリアに関する総合的な知識に加え、インテリア商品の紹介や販売のスキルも身に付けられます。

インテリア資格のインテリアデザイナーはこちら！

また、インテリアアドバイザーは実際にコーディネートを組み立てる技術や提案スキルが求められる資格であり、実務において活かしやすい内容となっています。

これら2つには受験資格もなく、インテリアについて学びたい！と思ったら誰でもすぐに始められるというメリットもあります。

また、照明やリビングインテリアなどの一部分に特化した資格は、インテリアに関するベースの知識を固めた上でスキルアップを目指して取得するのも良いでしょう。

インテリア資格のインテリアアドバイザーはこちら！

おすすめ資格講座

「インテリアデザイナー」「インテリアアドバイザー」の資格を取得したい！という人には、こちらの講座がおすすめです！

インテリアデザイナーW資格取得講座｜諒設計アーキテクトラーニング

インテリアデザイナーW資格取得講座は、「インテリアデザイナー」「インテリアアドバイザー」の2資格の取得を目指す、諒(りょう)アーキテクトラーニングの通信講座です。

諒アーキテクトラーニングの通信講座では、資格協会認定の教材が使用されており、そのテキストの分かりやすさには定評があります。こちらの講座では、1日30分、約6ヶ月間の学習で資格の取得を目指せます。

まとまった時間を確保して集中的に勉強し、できるだけ早く資格を取得したい！という場合には、最短2ヶ月での取得も可能です。インテリアデザイナーW資格取得講座は、通常講座とスペシャル講座の2つに分かれています。

通常講座では、添削課題の提出後、「インテリアデザイナー」「インテリアアドバイザー」のそれぞれの試験に合格することで資格取得となります。

スペシャル講座は各協会認定の特別なカリキュラムとなっており、添削課題と卒業課題の提出によって、試験免除で2資格を同時取得できます。どちらの資格も確実に取得したい！という人には、スペシャル講座がおすすめです！

インテリアデザイナーW資格取得講座

通常講座	添削課題の提出後、それぞれの試験に合格することで資格取得	受講料：59,800円(税込)
スペシャル講座	添削課題＋卒業課題の提出のみで2資格取得	受講料：79,800円(税込)

インテリアデザイナー資格取得の通信講座はこちら

インテリアデザイナー資格取得講座｜ SARAスクールジャパン

インテリアデザイナー資格取得講座は、「インテリアデザイナー」「インテリアアドバイザー」の2資格の取得を目指す、SARAスクールジャパンの通信講座です。

SARAスクールジャパンは、女性のための資格スクールです。仕事をしながら、家事や子育てをしながら、空いた時間を使って自分のペースで資格取得を目指せます。

SARAでは仕事や家事・育児と両立して資格勉強を進めている女性のために、そのサポート体制を充実させています。受講期間中、講座内容で分からないことがあった場合、無料で何度でもメール質問ができます。

翌営業日には専属スタッフから回答が送られてくるため、毎日忙しい女性でもつまずくことなくスムーズに学習が進められるのが嬉しいですね。

インテリアデザイナー資格取得講座も、基本コースとプラチナコースの2つに分かれています。

基本コースでは、添削課題の提出後に「インテリアデザイナー」「インテリアアドバイザー」のそれぞれの試験に合格することで資格取得となります。

プラチナコースは各協会認定の特別なカリキュラムとなっており、添削課題と卒業課題の提出のみで2資格同時取得が可能です。

受講料は基本コースのほうが安く設定されていますが、基本コースを選択した場合は各資格ごとに10,000円(税込)の受験料が必要になります。最終的に必要な金額が変わらないのであれば、試験の手間もなく確実に2つの資格を取得できるプラチナコースが断然おすすめです！

インテリアデザイナー資格取得講座

基本コース	添削課題の提出後、それぞれの試験に合格することで資格取得	受講料：59,800円(税込)
プラチナコース	添削課題＋卒業課題の提出のみで2資格取得	受講料：79,800円(税込)