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「みんな」を使ってうまく売り込め!社会的証明の法則とは?―自分の主観ではなく、みんなの意見を

自社商品を売り込むとき、またどうしても自分の企画を通したいときには、効果的なプレゼンを行う必要があります。自分の強みをアピールするのはもちろんですが、より相手の心にインパクトを残すため、心理テクを活用するのも一つの方法です。

【自己紹介を求められた時の自分の売り込み方「フルネームで名乗る」】

売り込みをするときに有効な「社会的証明の法則」について、説明します。

人は「他人」に弱い

社会的証明の法則とは、人間の心の中の「刷り込み」を利用するテクニックです。あなたは「行列が出来ているラーメン店」を見て、「きっと美味しいんだろうな」と思ったことはありませんか? わざわざ並んででも食べたい!と思う方も多いことでしょう。

実はこれこそが「社会的証明の法則」です。人には、「大勢の人間がとる行動は、きっと正しい」と判断する習性が備わっているのです。何かが流行し始めると、その後爆発的に人気が出るのも、この「社会的証明の法則」によるもの。

「人が良いと認めたもの」に対して、人は甘い判定を下しがちなのですね。

自分の主観ではなく、みんなの意見を

こんな人間の習性を、売り込み時に使わない手はありません。ぜひ積極的に活用しましょう。例えば自社商品を売り込むときに、自分の言葉で懸命に良さを伝えようとする方は多いはずです。しかしどれだけ懸命に「これは良い物なのです」と伝えても、「それはあなたの主観にすぎない」と判断されてしまうでしょう。

こんなときこそ「みんな」の意見を上手に使うべきです。営業相手の主観だけでは納得できない人も、「実際にその商品を使った、お客様の声」には納得しがちです。そしてその量が多ければ多いほど、社会的証明の法則は効果を発揮するのです。

迷っている人にこそ

こんなテクニックに弱いのは、「本当にこの商品は良いものなのかどうか」「この企画は、採用する価値があるものなのか」と迷っている人たちです。最初から「これはダメだ」と決めつけている場合には、残念ながら効果は期待できません。

しかしこんな迷いを抱えている人は、どんな場合でも約15%は存在すると言われていますから、実践してみて損はないテクニックだと言えるでしょう。状況が不確定であればあるほど、他人の意見や行動に影響される人は増えると言われています。

「みんな」の意見に全てを頼るのではなく、最後の一押しとして「みんな」を上手に活用することで、自分の望む結果を得られるかもしれません。

まずは自分の意見で「良さ」を伝え、迷っている様子が見られたら、「みんな」の意見でダメ押しを狙いましょう。上手に使いこなすためには、事前の根回しも重要です。準備は念入りにして、上手な売り込みを実践してみてください。

※この記事は2015年01月14日に公開されたものです

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