お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

職場で旧姓を使うメリット・デメリットは?

結婚後も仕事を続ける女性が増えている昨今。会社の正式書類では新姓に変更しても、ビジネスシーンで旧姓を使う女性は少なくありません。面倒な手続きがあまりないように思えますが、実際はどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。そこで、マイナビウエディング編集部では「職場で旧姓を使うメリット・デメリット」について、結婚後に苗字が変わった人142名にアンケートを実施しました。

旧姓派は3割未満

Q.職場で使っているのはどちらですか。
新姓(72.5%)
旧姓(27.5%)

7割以上が新姓を使っていることが明らかに。新姓/旧姓ともにメリット・デメリットがあるため、どちらを使うかは個人の考え方や好みによるのかもしれません。今回は旧姓を使うメリット・デメリットを具体的に聞いてみました。

メリットその1:同僚・取引先が慣れない姓を呼び名にしなくて済む

まずはメリットから。「周りも自分も気を遣わなくていいこと」(女性/28歳/情報・IT)、「取引先に説明する必要がないこと」(女性/35歳/ソフトウェア)など、同僚や取引先を混乱させずに済む、といった声が多数寄せられました。確かに慣れない新姓に変わると、電話がかかってきたときにも「●●はいません」と対応されたり、「誰だっけ?」と困惑されたりすることも……。

メリットその2:名刺やメールアドレスを変更しなくてもいい

一方、自分自身にとっても楽、といった意見も。「特にいろいろ変える必要がない」(女性/34歳/医薬品・化粧品)、「今までと何も変わらないので、煩わしくない」(女性/33歳/団体・公益法人・官公庁)、「結婚したことを全員に説明しなくてもいい」(女性/27歳/情報・IT)など、メールアドレスや名簿などを変更したり、関わる人すべてに結婚報告をしたりする必要がない点で手間がかかりません。

デメリットその1:電話を受けた同僚が「●●という者はおりません」と対応してしまう

メリットと表裏一体の関係にあるのがデメリット。多かったのは、「正式書類を幹部や事務が見たとき、誰のことかわかってもらえないこと」(女性/35歳/ソフトウェア)、「銀行口座開設等で本人確認が行われるときに、私の新姓を知らない人が電話に出てしまうと、『弊社にはおりません』と言われてしまうこと」(女性/40歳/情報・IT)、「新姓を知っている人が少なく給与明細が迷子になる」(女性/31歳/その他)など、旧姓に慣れている社内の人を混乱させてしまう、との声でした。

「会社のシステム上、完全には使い分けができない。電話やメールアドレスについては旧姓を表示させることができるが、その他の場面では新姓が表示されてしまい、周りの人を混乱させてしまうことがある」(女性/33歳/金属・鉄鋼・化学)のような声もあり、「完全な使い分け」ができれば、混乱は避けられるのかもしれません。

デメリットその2:「オフの日限定」の新姓になかなか慣れない

自分にとっても大変、といった意見も寄せられています。「“結婚した感”がないのと、職場とプライベートで使いわけなくてはならないので、新姓になかなか慣れない」(女性/32歳/学校・教育関連)のように、それぞれ使う機会が限られることを理由として挙げる人も。さらに「やはり年末調整が面倒くさいです」(女性/30歳/通信)のように、お金周りの申請手続きが煩雑になるとの声も挙がっています。

職場での旧姓使用は、どちらかというとオンとオフにメリハリをつけたい人向けなのかもしれません。ただし、メリットとデメリットは両方あるため、よく考えて選びたいものですね。

※アンケート対象
調査時期:2014年10月1日~2014年10月7日
調査対象:マイナビニュース会員
調査数: 20〜50代の結婚後に苗字が変わった人のうち、現在職場勤務の人142名
調査方法:インターネットアンケート

(文/池田園子)

※この記事は2014年11月09日に公開されたものです

SHARE