夏の風物詩“浴衣”は恥ずかしいもの? ちまたの本音を探る
各地一斉に梅雨明けを迎え、ついに夏も本番! 夏祭りや花火大会などイベントも目白押しのこの季節。街では“浴衣”で出掛ける人の姿も見かけるようになってきました。
日本の夏の風物詩でもある浴衣。男性と女性、ちまたの浴衣にまつわる深層心理にはどのような違いがあるのでしょうか。その本音を探ってみました。
■浴衣は楽しいけど恥ずかしいもの?
「浴衣」と一緒につぶやかれたワードの形容詞ランキングでは、「可愛い」「欲しい」「高い」などに混ざって、第19位に「恥ずかしい」の気になるワードが。
その真相心理とは?
意外にも、女子の中には「浴衣は恥ずかしい」という人が多いようです。Twitterでは、「浴衣で一人は恥ずかしい」「ひとりで電車乗るのが恥ずかしい」といった声も目立ちます。
みんなで集まってしまえば楽しいけれど、一人のときには恥ずかしいと感じている人が多く、特に遠出のときには気になるようです。普段着ていないものなので落ち着かず、より違和感を感じてしまうのかもしれません。
■浴衣を着た人が味わった“良いこと”
花火大会といえば、浴衣のイメージを持つ人も多いと思いますが、意外にも半数以上の人が花火大会に浴衣を着ていったことがないようです。
ライオン株式会社の実施したアンケートによると、今まで花火大会に浴衣を着ていったことがありますか?という質問に「ない」と答えた人が55.3%と半数以上が「ない」と答えています。
しかし、浴衣を着ていくと「キレイだね」と男性が褒めてくれたという人のほかにも、屋台でオマケをしてもらえたり、親切にしてもらえたりと、ちょっとした“良いこと”を実感した人も多いようです。
■浴衣が似合う30代女優ランキング
しっとりとした着こなしが合う浴衣。
浴衣姿の30代以上の女性が魅力的に見えるという声もあります。
web R25の実施した「浴衣が似合う30代女優ランキング」では、5位に木村佳乃、4位に吉瀬美智子、3位に仲間由紀恵、2位に中谷美紀。そして、1位は松たか子という結果に。
トップ5には、いかにも浴衣が似合いそうな黒髪の和風美人がズラリ。
浴衣が似合うかどうかは、気品や清楚さも関係しているようです。
■浴衣デートにまつわる男の真相心理
浴衣を着ればいいというものでもないようで、世間の浴衣賛成派男子達の中には、こんな浴衣女子はイヤだ!という意見もあります。
Gow!Magazineによれば、男性が一番嫌がるのが浴衣に似合わないと言われる「がさつな動作」。他にも「お尻の部分がだぶだぶ」「きっちり着こなしすぎている」など、意外と厳しい意見が目立ちました。上品なイメージに期待を膨らませている分、ちょっとしたことで幻滅されやすいようです。Twitterでは、浴衣を着ている女性がガニ股で幻滅したという男性の声もありました。
また、大多数が浴衣賛成派なのかと思いきや、一緒にデートしたくないという浴衣反対派男子もけっこう存在するようです。
Ameba Newsによれば、その理由として「浴衣の女性はイライラしている」「歩くのが遅い」「荷物を持たされる」などの男性の本音がズラリ。女性の期待とは裏腹に、男性のホンネは少々衝撃的なものが並びました。
洋服と違ったオシャレさよりも、着こなし方が大事とも言える浴衣。キレイに着こなすには、意外とハードルが高いようです。履きなれない下駄で足が痛かったり、帯でお腹がちょっぴり苦しかったりと見た目よりも浴衣女性は色々と大変。
今後、着替えやすかったり、浴衣の“恥ずかしい”を解消する商品が出れば、浴衣を気軽に着る人がより増えていくかもしれませんね。
(車谷照彦/ミシェル!編集部)
※この記事は2014年07月25日に公開されたものです