腹筋を鍛えているのにお腹がぽっこりな理由「筋トレのやり方が間違っている」
ぽっこり出てしまったお腹をひきしめようと「腹筋、鍛えているんですよ!」という人がいますが、がんばっている割には、効果が見られない……と、がっかりした様子によく遭遇します。それは、筋トレの選択が間違っている可能性があります。
即効性を求めすぎている人も理想の効果がみられずイライラしてる人もいますね。一般の人が行う筋トレは、焦らずコツコツ続けることが大切です。
さて、よくある腹筋の筋トレ方法です。
仰向けで寝た状態で、両膝を立てます。そして両手を後頭部にあて、上体を起こす、というもの。効果が薄い例では、この方法ばかりを行っているのです。腹筋トレーニングの基本的なものではありますが、下っ腹ぽっこりをなんとかしたい、という人は、これに加えて、次の筋トレを行いましょう。
下っ腹ぽっこりをなんとかしたい
1.仰向けで寝ましょう
2.両手は後頭部にあて、おへそあたりを見る意識で頭を少し持ち上げます
3.両膝を軽く曲げておき、お尻を床から持ち上げると同時に、両膝が体幹に近づくようにお腹に力を入れます。下っ腹に力が入っているのがわかりますか?小刻みに10回繰り返し、5秒休憩×5セット行います。慣れてきたら、セット数を増やしてみましょう
また、わき腹の脂肪が掴めてしまい、しまりのないウエストのくびれになっている人は、さらに、次のトレーニングも加えてみましょう。
しまりのないウエストのくびれ
1.床に腰を下ろし両膝を曲げた「三角座り(体育座り)」になり、両手は胸の前でクロスしておきます
2.そのまま上半身を後ろへ倒していきましょう。お腹の力だけでキープできる位置まで倒したら、上半身を右へねじります
3.ねじった状態で、「2」での位置を起点に小刻みに上半身を上下させます。小刻みに10回繰り返し、5秒休憩したら、同じ要領で上半身を左へねじり、反対側も行います。左右セットで、5回から挑戦してみましょう
また、腹筋を鍛えたあとは、うつぶせに寝た状態で、両腕・両下肢を床から離し持ち上げてみましょう。そして、10秒間、両腕・両下肢を付け根から交互にバタバタと動かし、背筋を刺激しましょう。(10秒間×3回)
そうすることで、腹筋トレーニングの疲労を軽減させ、次回の腹筋トレーニングを効果的にできるようにします。
まとめ
腹筋トレーニングの器具はいろいろなものがありますが、振動させて腹筋を鍛える器具があり惹かれる人が多いようです。脂肪のつき具合や製品の特長にもよって、その効果には差があるようです。有酸素運動と組み合わせて使用することで、効果が出やすくなる人もいますが、もし手軽に腹筋を鍛えたいと思ったら、製品について入念に調べ上げてから検討しましょう。
(文:檜垣暁子、構成:マイナビウーマン編集部)
※画像はイメージです
※この記事は 総合医学情報誌「MMJ(The Mainichi Medical Journal)」編集部による内容チェックに基づき、マイナビウーマン編集部が加筆・修正などのうえ、掲載しました(2018.08.17)
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著者プロフィール
檜垣 暁子(ひがき あきこ)。オールアバウト 肩こり・腰痛ガイド http://allabout.co.jp/gm/gp/51/ カイロプラクティック理学士・日本カイロプラクターズ協会(JAC)正会員。現在は、横浜市に治療室を開院し、日々、肩こりや腰痛を始めとする不調を訴える患者さんの診療に当たっている。※この記事は2014年04月20日に公開されたものです