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映画「東京難民」大学生対象の試写会開催-主演の中村蒼が”どん底”を語る

試写会に集まった大学生たち

ファントム・フィルムは、1月14日にシネマート六本木にて、大学生限定の「映画『東京難民』試写トークイベント」を開催した。

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「東京難民」は、どこにでもいる大学生「時枝修」が、父親の失踪をきっかけに、何不自由ない大学生活から、ネットカフェを拠点としてのアルバイト生活、最後にはホームレスにまで転落してしまう姿を描いた。格差社会の歪(ゆが)みの中でもがく若者たちの姿をリアルに描く問題作となっている。

イベントには「半落ち」などの作品で知られる同作品の監督・佐々部清氏、主演をつとめた中村蒼さん、経済ジャーナリストの木暮太一さんが登壇。作品を鑑賞したあと、主人公と同年代の学生たちを対象に「身近に潜む貧困」やお金、働くことについてトークを繰り広げた。

佐々部監督は「私が若い頃はお金がなくても夢があったけど、今の若い人は夢を語れない。そんなところに日本が持っている辛さを感じ、将来を考えるきっかけを作りたいとこの作品を作った」とコメント。木暮さんは「リアルで映画とは思えない。自分にもありえる事が続々と起きるので、見ていて怖くなる」と感想を述べた。

作品中、どん底におちた主人公を演じた中村さんは自分の下積み時代について語った。「オーディションに落ち続けるのは自分が悪いのに、人のせいにしていた。人のせいにしないで自分のことを分析することが大事」と、大学生に?どん底?にならないための考え方を指南した。

同作品は、2月22日から有楽町スバル座ほかにて全国ロードショー。

(C)2014『東京難民』製作委員会

※この記事は2014年01月21日に公開されたものです

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