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20代の6割超。「副業に興味がある」も、“踏み出せない”理由とは?

#おしごとニュース

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オモシゴは、全国の20代〜50代の男女504名を対象に「副業に関する個人の意識・実態調査」を実施しました。

若年層で顕著な副業への関心

20代の約63%が「副業に興味がある」と回答し、その関心度は他の年代を上回りました。一方で、30代以降では徐々に関心が低下し、50代では約43%にとどまっています。

これにより、年齢が上がるにつれ副業開始に慎重になる傾向が示唆されます。

「時間がない」という思い込みが行動を阻害

副業を始められない理由として最も多かったのは「時間がない」(26%)でした。

しかし、同社の調査では、この「時間がない」と答えた人のうち、実際には「月に1〜9時間」や「10〜19時間」程度なら副業に充てられそうだと回答している人が半数以上に上りました。

また、2022年に実施された別の調査(N=594)※でも、副業にかける時間として「1〜9時間」が24%、「10〜19時間」が25%と、短時間で取り組んでいる層が多いことが示されています。

これらの結果から、「副業には十分な時間が必要」という思い込みが、実際の行動を阻害している可能性が高いと考えられます。

※出所:リクルート「兼業・副業に関する動向調査データ集2022.」(2024年12月3日時点で確認)

適職選びやスキルの明確化を求める

「副業を始めるにあたり、あれば良いと思うサポートプログラム」に関する設問では、「自分に合った副業の選び方を学ぶワークショップ」(13%)や「自身の強みやスキルを理解するためのワークショップ」(12%)など、具体的な学びや自己理解を深める機会が求められました。

また、自由記述回答では「時間がない」に次いで「特になし」「何から始めればよいかわからない」といった声も挙がっています。これらは、自身の強み・スキルや適した副業が不明瞭な状態が、開始を妨げる一因であることを示唆しています。

自由記述回答への考察

「副業を始められない理由」を自由記述形式で尋ねたところ、「時間がない」という回答以外にも、「何から始めればよいかわからない」「自分にできる副業があるのか不安」といった、漠然とした不安の声が多く寄せられました。

これらの回答からは、副業への意欲はあるものの、具体的な行動に移すための情報や自信が不足している状況がうかがえます。こうした言語化しづらい、曖昧な不安や迷いが、副業開始への一歩を踏み出すことをためらわせる大きな要因となっている可能性があります。

調査結果まとめ

調査の結果、20代の約6割が副業に強い関心を示しているにもかかわらず、副業を始められない理由として最も多く挙げられたのは「時間がない」(26%)でした。

一方、他調査によれば、1ヶ月あたり数時間程度から副業に取り組む人も存在することから、「時間が必要」という思い込みが、副業への関心と実際の行動との間のギャップを生み出している可能性が示唆されます。

(調査協力:田代豊寛氏 )

調査概要

「副業を考える上での課題や不安に関するアンケート調査」

調査対象者:全国の20代〜50代男女
調査方法:インターネット調査
調査主体:オモシゴ
回答者数:504名
調査期間:2024年10月30日
出典元:https://omoshigo.co.jp/202412/1921/

(エボル)

※この記事は2025年01月09日に公開されたものです

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