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一度覚えれば一生のお守り。『むくみとり事典 気になる「むくみ」不調を改善する』書評

#アラサー女子の人生参考書

mayan

仕事、結婚、からだのこと、趣味、お金……アラサーの女性には悩みがつきもの。人生の岐路にたつ今、全部を一人じゃ決めきれない。誰かアドバイスをちょうだい! そんな時にそっと寄り添ってくれる「人生の参考書」を紹介。今回は、『むくみとり事典 気になる「むくみ」不調を改善する(川嶋朗監修・ SDP社)』を、ライターのmayanさんが書評します。

ダイエットに、メイク、美容知識……他人と比較し、あれもこれもと、自分との戦いを繰り広げた10代20代を経て、多くの情報があふれる現代で自分に必要な精査ができるようになってきたアラサーの今。

いくら良い化粧品があふれようと、美容法があふれようと、根本的な部分であるむくみは多くの女性が人生で悩まされることTOP3に入ると言っても過言ではないでしょう。

かくいう私も、むくみなどとは無縁だった20代前半、アラサーに片足を入れた頃に感じた「なんとなく締まっていない」ことがまさか「むくみ」が原因だとは思いもしませんでした。

「こんなに簡単なことだったの?」「この本に、もっと早く出会っていたら……」
そんな思いを抱きながら読み、その日から「とりあえず書いてあることを実践」してみました。

『むくみとり事典 気になる「むくみ」不調を改善する(川嶋朗監修・ SDP社)』1,650円

【この本を読んで分かること】

・いままでの「常識」が引き起こしていた「むくみ」の原因
・食、習慣、部位別、シチュエーション別、“自分にあった”81個のむくみとり方法
・アラサーの今、もう一度考えたいカラダとのお付き合い

むくみとは何で、なぜ起こっているのか? 「信じていた習慣」が原因になりがち

多くの女性が悩むことの多いむくみですが、そもそもむくみとは何か、自分のむくみの原因が何なのか、わかっている人はどのくらいいるのでしょうか?

なかには「そもそもこれはむくみなのか? 太っただけなのか?」の判断ができない人も少なくないでしょう。むくみには体質やその人自身の生活習慣も大きく関わることは実はあまり知られていません。

お水を2L、温冷浴、汗をよくかく……一見すれば体の巡りが良くむくみの原因になりそうにないことが、実はぷよぷよしたシルエットを作っている原因の可能性もあるとか。

むくみとり事典で語られる、自分が今まで行ってきた習慣や「良い」と思ってきたことこそが、悩ましいむくみを引き起こしていたのだと知る内容に、目から鱗の発見になりました。

もちろんそれらの中にはモデルさんや数多くの美容家の方達が試し、良いと感じ発信していることもあります。そしてそれらは彼女たちにとって効果があるのでしょう。

しかし、私たちは彼女たちと同じ生活をしていませんし、モデルでも美容家でもありません。均等が取れて美しい筋肉を持ち合わせていませんし、いつどんな角度で撮られてもいいように日々気を使っているわけでもないのです。

だからこそ、大事なのは「無理なく、ながらでできる、とにかくめんどくさくない」対策です。

多くの女性が悩む「ノーマルカメラ」、緊急時のお助けアイデアを持っておく安心感

SNSが発達し、技術が発達した今、アプリで肌を美しく見せる・顔をシュッとさせるのはその場でも、あるいは後からでも容易いこと。ありとあらゆる場面でアプリを使って写真を撮る人がほとんどでしょう。

しかし、会社の飲み会や集まりでの写真はどうでしょうか。成長を追いかける子供との写真は、あるいは友人の結婚式での公式カメラは、イベントなどの際、自分以外から向けられるカメラは……?

自分ではベストな顔をしていたつもりなのに、後から見返して「え……」と言葉にならない虚無感をもつのに、むくみは十分な理由です。

メイクの前に、あるいはメイク直しやちょっとしたタイミングで、気付いた時にできる対策があれば、ノーマルカメラでもベストな状態とはいえずとも「まあ、いいか」と思える状態、許容範囲にまでもっていけます。もちろんベストの状態に持っていくだけの塩梅を探るのも良いでしょう。

鏡の中の世界とレンズを通して見えている自分、そして自分が認識しているイメージとの乖離は、女性にとっては切っても切れない腐れ縁。だからこそ、少しでも自分を「良いじゃん」と思える術を持っておくのは、お守りだと知ることになるでしょう。

「できることから始める」「無理はしない」むくみとの決別はそれが全て

読み始める前、私は「とはいえ、実践するのって腰が重いんですよね〜」などとどこかで思っていました。

この本の目次には「全てやる必要はありません」「自分ができそうなことからやってみるのが一番」と、目立つように書かれています。

多くの情報があふれ、忙しい日々の中で積み上がっていく「日常」の中のタスク。そんな中に一つでも動作を加え、それを習慣とするのには時間がかかります。むくみ対策そのものがストレスになってしまえば元も子もありません。

血流が大きく関係するむくみは現代のストレスフルな生活の中で、冷える→むくむ→さらに冷える……と負のループに入ってしまう入り口ともいえます。

なにかと「今までで体力でカバーできていたこと」がそうもいかない、認めたくないことが増えてくるアラサーたち。この一冊があれば、鬼に金棒です。

わかりやすくコミカルなイラストには、思わず「あるある……(苦笑)」と思ってしまい、私たちの日常を具現化しているよう。本が苦手、テキストからイメージするのが苦手、本へのハードルが高い人こそ手に入れてほしいと思います。

書誌概要

作品名:むくみとり事典 気になる「むくみ」不調を改善する
発売日:2024年11月8日(金)
価格:1,650 円 (税込)
監修:医師 川嶋朗
発刊:SDP
作品ページ:https://www.stardustpictures.co.jp/book/2024/mukumitoriziten.html

<販売先リンク>
https://amzn.asia/d/00puG7r

<作品SNS>
公式X:@mukumi_sayonara
公式Instagram:@mukumi_sayonara

(mayan)

※この記事は2024年11月08日に公開されたものです

mayan

フリーランス取材をはじめジャンルレスに執筆する傍ら、SNS運用分析・エンタメマーケ・リサーチなど。
Instagram:@maayaannn3/X(旧Twitter):@mayancha1

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