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依存体質な人とは? 特徴や直し方、原因を心理カウンセラーが解説

服部希美(心理カウンセラー)

依存体質の直し方

自分自身も周囲も苦しい状態を生み出してしまう、依存体質。この記事を読んでいる人の中には、依存体質な自分を責めてしまう方もいるかもしれませんね。

ですが、依存体質はあくまで一時的な状態であり、いつからでも直すことが可能だと考えられます。

ここからは依存体質を改善するための具体的な方法を紹介します。ぜひ、参考にしてみてくださいね。

(1)依存対象から物理的に距離を取る

依存している対象から距離を取れば、依存心を徐々に弱めることができると考えられます。具体的には、依存しているものと触れる回数を減らす、依存している人がいるのならば連絡する回数を減らす、などです。

依存している対象の代わりに、他の楽しみの時間を増やすのも効果的でしょう。

(2)新しいことにチャレンジする

依存している対象だけにとらわれず、新しい何かにチャレンジすることで、視野を広げていきましょう。

趣味を見つけたり、今まで行ったことのない場所に出掛けたりすることで、依存しているもの以外の喜びを見つけられるはずですよ。

(3)自分で決める練習をする

自分で物事を決めるのが苦手な場合は、日常のささいな選択から、自ら決断し、責任を持つ練習をしましょう。

最初は簡単なことから始めて、徐々に難しいことにも挑戦していくといいでしょう。例えば、外食に行って食べるものを決める時に「メニューを見たら30秒で決める」というルールをつくって練習するのも効果的ですよ。

(4)成功体験を積む

「自分にはどうせ何もできない」といった無力感が強い場合は、成功体験を積んで、自信をつけていきましょう。

例えば「毎日、玄関の靴をそろえる」など、簡単なことを意識して毎日続けてみたり、「やってみたいけれどちょっと怖いな」と感じることにチャレンジしたりして、達成できたら自らを褒めてあげましょう。

成功体験を積み重ねると、きっと「自分にもできる」という自信がついてきますよ。

(5)依存先を増やす

特定の人や物に依存しすぎている場合は、他の依存先を増やしてバランスを取っていきましょう。

例えば恋人にばかり意識が向いている場合は、恋人以外の人で信頼できる人に相談したり、趣味の場に出向いて気の合う仲間をつくったりしてみましょう。

(6)1人で抱え込まない

依存心を嫌い、1人で何とかしようと抱え込んでしまうと、余計に依存心が強化され、問題行動が増えてしまう場合も多いです。

悩んだら、カウンセラーやメンタルクリニックに相談する、保健所といった公的機関の力を借りるなども試してみてくださいね。

依存体質を直して大切な人と幸せな関係を築いていこう

依存体質から抜け出すために一番大切なものは「大切な人と良い関係を築きたい」「自分の健康や人生を取り戻したい」というあなたの思いです。

きっと、ここまで読んでくださったあなたは既に、その強い意志を持っていると思います。

自分自身を信じて、一歩ずつ進んでいきましょうね。この記事が、あなたにとって少しでも力になれば幸いです。

(服部希美)

※画像はイメージです

※この記事は2024年06月25日に公開されたものです

服部希美(心理カウンセラー) (心理カウンセラー)

カウンセリングサービス所属、心理カウンセラー。
名古屋・東京・オンラインにて、対面カウンセリング及び心理ワークショップ講師をしている。
理論だけではなく”心のつながり”も大切にするカウンセリングが好評。「寂しさを笑顔に変えるカウンセリング」をテーマに掲げ、30代女性の恋愛・生き方・自己表現などに関するご相談を得意とする。母校のカウンセラー養成スクールにて講師を務める実力派。
服部希美のブログ
https://www.hattori-nozomi.jp

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