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【Ep.1-4】序盤から波乱勃発!? イケてるビジネスマンがやらかした「婚活間違い行動」

#ラブ デッドライン考察

ミクニシオリ

真実の愛を探し求める女性たちが、結婚相手を見つけるため美しい場所をめぐる旅へ。この旅のルールは2つ。男性は期限が来たら帰らなければならず、プロポーズできるのは女性だけ。2024年1月23日に配信スタートしたNetflix新婚活リアリティショー「ラブ デッドライン」を、ライター・ミクニシオリさんが考察します!

※このコラムはNetflixで配信中の「ラブ デッドライン」エピソード1~4までのネタバレを含んでいます。

Netflixの新婚活リアリティショー「ラブ デッドライン」は、参加者全員アラサー以上の婚活系恋リア。「結婚相手を見つけるため」という公式概要を見て、止まらないウズウズ。だって恋リアは、結局“婚活縛り”が一番盛り上がる。恋愛と結婚では、参加者の覚悟も、求めるハードルの高さも違う。一生添い遂げるお相手を探す男女の、キワキワの攻防。かと思えば、あらわになり出す男女の結婚に対する重みの差。人がこれまで生きてきた人生の“リアル”を映し出すもの――それこそが、婚活恋リアなのである。

「商談力」に脱帽、イケてるビジネスマンユウタの猛攻に注目

「ラブ デッドライン」では男女5人ずつ、計10名の参加者が結婚相手を見つける旅をする。「恋人期間はいらないのですぐに家族を作りたい」と大人の婚活宣言のノナ、「結婚と恋愛は別とは思わない」と、ノナと真逆のスタンスで参加のアンナ。自身も経営者であり「男性も年収3,000万以上稼いでほしい」と肉食コメントで場を沸かせたシーちゃんなど、独自の結婚観を語る女性参加者たち。

Netflixリアリティシリーズ「ラブ デッドライン」独占配信中

対する男性陣も多種多様。「中学生から結婚を意識した人としか付き合っていない」とピュアな宣言で逆に不安を煽ってきたオカピー、「結婚した後に愛情が冷めるのは仕方ない」と自己紹介から婚活クラスタを冷静に論破(?)してくるユウタなど、女性陣に引けを取らないクセの強さで、婚活大合戦が始まった。

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婚活とは言いながらも、女性サイドは外見でファーストインプレッションを決めるメンバーも多く、序盤は爽やか風のユウタやケイちゃんに人気が集まりつつ、第1話からガッツリ「カップル感」を固め始めるメンバー。というのも、男性参加者にはそれぞれ“旅の期限”が設けられており、いつ帰ることになるかは、本人も分からない。しかも、帰宅の際に男性は女性からプロポーズを受けなくてはいけないため、イケる時にアタックしておく必要がある上、女性にも積極性が必要というルールが設定されている。

第1話のハイライトは完全に、ユウタとアンナがかっさらっていった。しょっぱなから「友達からどんなタイプって言われる?」「好きになったらアピールはどうやってしてる?」「視線感じたのは気のせいじゃないよね?」と、お見合い用質問とナンパ師質問を織り交ぜながら5分足らずで消化していく様子が、あまりにも華麗すぎた。全婚活男性は参考にすべきとも思ったが、MCみちょぱが冷静に「好きじゃない人にされても嬉しくない」とのコメントを連発。こういうので男性が「女子ノキモチワカラナイ」などととち狂っていくのだが、商談を進めていくスピード力に関しては脱帽。

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そして、外見や喋り方にはゆるふわ感をまとっていたノナだが、ケイちゃんから誘われた夜デートでは光るものを見せてくれた。「第一印象でぶりっ子に見えた」と、いったん下げてから上げる、ある種の常套手段で一瞬気分を悪くさせてきたケイちゃんに対して、ポジティブでお上手な返答を続けたノナ。ノナからしてみればいつものことなのだろうけれど、いちいち突っかからずに好印象に持っていくあたり、さすが最年長。小指を出して「約束♡」なんて言うところは、年齢を感じさせない仕草も流石といったところか。女子メンバーにとっては、強敵になるだろう。

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捕食されるオカピーが笑いをかっさらった第2話

続く第2話でも、変わらずユウタが「こじらせ節」を見せてくれた。1話から狙いを定めていたアンナに「人選びにはもう迷いはなさそう?」「現時点では他の人と話したいとは思わないよ」などと、とにかく言質を取りまくる。ユウタからは今日決めないとという勢いは感じるものの、アンナは言葉を濁す。分かる……あんまりガツガツ来られても「コイツ本気なんかな」と逆に不安になるよね……。その後、アンナが他の男性とデートに言っても「残念とは思わないかな」と強気のユウタ。何を話している時もイケてるビジネスマン風で、だんだんツボに入ってくる。

そして、今回は第1話ではフォーカスが当たらなかった人たちにもスポットライトが当たった。発言数が少なく感じるタカちゃんは、美容外科医という派手な経歴とはギャップのあるコミュ障具合がある意味好印象ではあるのだが、デート相手のサキにアクセサリーを選ぶ際にも陰キャ感を余すことなく発揮。「昨日見た夕日がキレイだったから」という謎の理由でオレンジ色のアクセサリーを選んだタカちゃんだが、そこは嘘でも「これが一番似合ってる」とか言うべきだったのでは?

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第1話でピュア宣言していた最年長オカピーは、年下のノナに完全にリードされる形でデート全編が終了。「いいって言うなら他の人も見てからにしてね♡」と、ケイちゃんに対してよりはっきりとした物言いのノナにタジタジ。年下女子にもプライドを持たず、素直に「分かった!」と言えるのがオカピーのいいところ。恋リアに一人はいるおとぼけキャラ感は否めないものの、どこか愛さずにはいられないキャラとしての魅力はあるのだが、男性としてはどうか。

と思っていた矢先のイノシシ女子・シーちゃんによるオカピーへの猛攻撃には、全視聴者が沸いたのではないだろうか。見習いたいほど素直に、思ったことをそのまま口に出している様子のシーちゃん。女性職場でのし上がってきた女性ならではの強さは感じるが、不器用さでは抜きん出ている天然記念物・オカピーはもう、酒を飲みながらシーちゃんと一切目を合わせていない。まるで捕食されそうになっている動物のオカピのようである。全視聴者が思ったのではないだろうか。オカピ。

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「そして彼はいなくなった」で回収

序盤から注目を集めまくりのユウタは、第3話でもしっかり問題を起こしてくれた。あれだけアンナに一途アピールしていた矢先、マッチングデートでサキを選び、アンナのお怒りを買ったのである。サキに対してもしっかりレディファーストのユウタ、こういうところが怖い。直感で恋愛しはじめる輩の場合、直感でちゃっちゃと次の恋が始まるパターンもある。

ユウタとデートするサキは、タカちゃんといた時といい意味で変わらず、誰の横にいても良妻賢母感がにじみ出る。一見奥手そうにも見えるが、バイクに二人乗りしている時、まるでヨガのポーズのように流れる動きでユウタにバックハグしたサキも、なかなか侮れない。にもかかわらず、嫌味を感じさせないナチュラルさがあるので、略奪行動も純愛じみて見えてしまった。むしろ自己主張の強そうなユウタには、アンナよりサキの方がフィットしているようにも感じる。

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デート後にアンナを呼び出したユウタだが、ここでもアンナの機嫌を治すことができず、破局するカップルのあるある行動にまとめられていそうな言動を連発。明らかに拗ねているアンナに長尺の頭出し。「私だけって言ったくせに」と口では言わないアンナにもっともらしい言い訳をするユウタ……違う違う、そうじゃない。八方美人な物言いや行動でアンナの不信感を買ってしまった。そしてこのタイミングで、ユウタにご帰宅の号令がかかる。

ユウタはここまでかなり登場時間が長かったので、バランスを取られてしまったのかもしれない。ここで第3話のタイトルを見直してみると「そして彼はいなくなった」ということで(笑)、恋リアらしい場の乱し方をしてくれた彼に思わず感謝せざるを得なかった。

結局落ち着いて見ていられるのは、初回からケイちゃんの寵愛を受けるノナくらいだ。ユウタづくしとなった第3話だが、2人のデートだけは心を落ち着かせて眺めることができた。1話から話題に上がっていた「自分の外見と内面のギャップ」を慣れてきたタイミングで説明し、ケイちゃんからも受け入れてもらい満足げな表情のノナ。こじらせを抱える全女子が参考にすべき振る舞いだろう。

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草をかき分けて去るユウタ、戦場に放り込まれたキイチ

これが商談であれば、彼は案件獲得できたのだろうか。結局ユウタはサキとも距離を詰めきれず、アンナには見限られてしまった。絶景の野っ原に一人佇むユウタは今までにない哀愁を抱えていたし、仕方なく一人で歩き始めた時も、生い茂る草をかき分けて大股で歩く姿にユウタらしさが溢れていた。ラブ デッドラインを盛り上げてくれてありがとう、と大声で伝えたい。

Netflixリアリティシリーズ「ラブ デッドライン」独占配信中

第4話ではまさかの新メンバーが投下され、焦る視聴者もいただろう。私もである。あっこれ、自動追加制なんだ……と一瞬焦ったが、どうやら参加者もその設定について理解していなかったらしい。追加されたメンバーは、モデルのキイチ。インタビューカットでは過去の恋愛話ばかりしていて、本当に婚活しに来たのかと恫喝しそうになるが、傷心のアンナに早速声をかけていたので、空気を読んだということでまあ許そう。

ユウタに誘い出された当初と比べるとテンションが上がりきっていない様子のアンナだったが、どうやら「好意を持たせてからが本番」という考え方なのか、ユウタの時と同様、モテ女子返答で上手にキイチを転がしていた。キイチも見た目こそモデルらしくイケメンではあるのに、着物デートの女子選考ではアンナ以外の女子から名前が上がらず。結局2人のデートは盛り上がらなかったが、ユウタのこともあってか「私に興味のない男なんて興味ないわ」と言わんばかりに割り切るアンナの婚活姿勢は、個人的に共感できるものがあった。

Netflixリアリティシリーズ「ラブ デッドライン」独占配信中

着物デート選考では序盤からモテ続けているケイちゃんに軍配が上がるかと思いきや、意外にも天然記念物、オカピーがじわじわモテ始める。サキとオカピーを取り合うシーちゃんは、さながら小学生女子くらい突き抜けた物言いで少々面食らったが、2ショットデートに向かったフクちゃんとの相性は上々そう。

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オカピーより稼いでそうだし、ワガママも叶えてくれそうなフクちゃんの方がどう考えてもシーちゃんの理想には近いと思うのだが……「ちゃんと話してみたらオカピーないわ」と3話分の恋心を5分でバッサリ切り捨てていたので、次週以降では心変わりがあるのだろうか。ある種女性らしからぬ人柄で、婚活においては苦労しそうなシーちゃん。ここまでアンナ、ノナ、サキと気が使えるモテ女子ばかりフォーカスされてきたので、第5話はシーちゃんの女子な一面が見えることに期待したい。

「ラブ デッドライン」番組概要

Netflixリアリティシリーズ「ラブ デッドライン」はNetflixで独占配信中

配信日: 1月23日(第1-4話)、1月30日(第5-6話)、2月6日(第7-8話)、2月13日(第9-10話)
URL:https://www.netflix.com/title/81627978

(ミクニシオリ)

※この記事は2024年02月01日に公開されたものです

ミクニシオリ

1992年生まれ。2017年にライター・編集として独立。芸能人やインフルエンサー、起業家など、主に女性に対するインタビューを多数執筆。恋バナと恋愛考察も得意ジャンル。ハッピーとラッキーがみんなに届きますように。

Twitter:https://twitter.com/oohrin

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