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【Ep.5-6】こじらせ男女のプロポーズと、不器用男女のアプローチ合戦

#ラブ デッドライン考察

ミクニシオリ

真実の愛を探し求める女性たちが、結婚相手を見つけるため美しい場所をめぐる旅へ。この旅のルールは2つ。男性は期限が来たら帰らなければならず、プロポーズできるのは女性だけ。2024年1月23日に配信スタートしたNetflix新婚活リアリティショー「ラブ デッドライン」を、ライター・ミクニシオリさんが考察します!

※このコラムはNetflixで配信中の「ラブ デッドライン」エピソード1~6までのネタバレを含んでいます。

何回デートしても「進まない男女」

Netflixの新恋愛リアリティショー『ラブ デッドライン』の第5話〜6話が、2月2日に配信開始した。序盤から波乱の尽きない本作の中盤回でハイライトとなったのは、美容外科医タカちゃんとヨガインストラクターのサキ。

オカピーへの恋の決別を経て、5話ではシーちゃんの新しい恋が始まる期待もあったが、今回は完全にタカちゃんとサキが、じっくりとお見合いを進めていく様子が印象的だった。

Netflixリアリティシリーズ「ラブ デッドライン」独占配信中

サキは3話以降、色々な男性とデートしており、表情から気持ちが読めない系美容外科医・タカちゃんへの恋の炎は沈下したのかと思われたが……久しぶりのマッチングデートでは、熟年夫婦みすら感じる落ち着きを見せてくれた。けれど、サキはガラス吹きの翌日以降、一向にタカちゃんからもらったイヤリングをつけていない。サキのシンプルなファッションの中では、若干主張の強いオレンジのアクセサリー。あまり気に入らなかったのカナ……。ファッションセンスはうまく噛み合わなかったようだが、結婚観はどうなのだろうか。

映っていないところでどんな会話をしているのかは分からないが、5話での2人は気持ちの確認こそしているものの、結婚に関しての具体的な話はしていなかった。お互い相手がどんな人なのかつかみきれない様子で「自分の欠点は?」なんて話しているのだが、アプリで50人以上と婚活してきたサキは、相手にもう少し踏み込んでみてもいいのでは(圧)。空き時間も積極的にデートに向かったのはいいのだが、会話には少し距離感を覚える。お気に入りの写真なんて見せ合っている場合か?

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言葉で確かめあってもピンとこないから感性で、ということなのかもしれないが、その上で互いに「あとひと押し足りない」と話していて、こりゃ~ダメだと呟いた視聴者もいるのでは。2人して「感性が近すぎても結婚には向かないのかも?」なんて言っていたが、互いから失敗したくない、という不安が伝わってくる。すべてを先に知ってから旅を終えることは、きっと難しいはずなのに。2人に足りないそのひと押しは、お互いの相性の不一致なのか、それとも結婚へのハードルの高さゆえか?

「キッザニア料理体験」で追い上げ見せるオカピー

タカサキカップルのやきもきしてしまう会話の裏では、ケイちゃんに本格的なライバルが出現した。京都で始まった共同生活で、ケイちゃんの生活態度に不安を感じている様子のノナ……そこに現れたのが天然記念生物・オカピである

狭いキッチンの中で、全員で寄ってたかっても仕方ないとでも言いたげな、ケイちゃんの態度も理解できる。しかし、空気を読んで自分の役割を探すオカピーの姿勢に寄り添いを感じた、ノナの気持ちも分かる。差し込みインタビューでは「もはやキッザニアやん」などと発言し、回を追うごとに味を含んでいく天然記念物・オカピ。当初とんだ天然ボケボーイにも思えたが、慣れてくると関西人らしくコメントも粋だ。ノナの価値観によっては、今からだって大逆転結婚もありえるはず!

プロポーズ失敗からのマッチョ&初期メン卒業からのあざとい系女子

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第6話冒頭は、サキからタカちゃんへのプロポーズシーンからスタート。プロポーズの言葉よりも旅の振り返りが長いようにも思えたが、マッチングアプリでも婚活していたサキの口から出る「こんなに価値観の合う人と出会うのは簡単なことじゃない」という言葉には、重みがあった。

しかし、タカちゃんの答えはNO。スタジオMCも視聴者である我々も度肝を抜かれた男泣きシーン。振られたサキを大きく超える大号泣っぷりである。「来てくれたのが嬉しかったからこそ、中途半端な答えは出せない」というタカちゃんの言葉を聞くに、責任感こそあるのかもしれないが、サキが好きになれなかったというより、結婚という未知の領域にトライする勇気が足りなかったのではないかとも思えた

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プロポーズの失敗でしんみり感が漂った後、新メンバーの唐突なマッチョボディを見せつけられ、若干脳がバグった。フィットネスと美容系店舗の経営者でもあるケイジが登場してくれたおかげで、やっとオカピー担降りのシーちゃんにスポットライトがあたった。完全にアンナからのおこぼれデートとはなったものの、シーちゃん自身もスタイルの良さをアピールできるいい機会になったはずだ。何故か誰も言及しないものの、持ち前の高身長と手足の長さは、フィットネスウェアもなんなく着こなしていた。ケイジからのコメントはなかったのがちょっと不安だが、不器用なシーちゃんの魅力が、フィットネスウェアを通して少しでも良く伝われば……と願わざるを得ない。

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そして今回、メンバーが大きく変わることになった。「好きになるって難しい」としかめ面ばかりフォーカスされていた薬剤師モデル・キイチと、初期メンバーでありながら恋愛の機会には恵まれなかったフクちゃんの帰宅が決定してしまった。

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みんなのパパとして料理やキャンプ設営、バーベキュー奉行なども率先してくれていたフクちゃんの帰宅シーンは、これまでで一番の大号泣シーンとなってしまった。特に年長メンバー、オカピーとのブラザーフッドハグ。一瞬恋リアを見ていることなど忘れながら、フクちゃんとの別れを噛み締めてしまった。恋愛シーンを見ることはできなかったが、愛されメンバーの卒業はやっぱり寂しい。

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そう悲しんだのもつかの間、追加メンバーは格闘家のユウシとアパレル会社の経営者・ソラ。

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特に初の女性追加メンバーとなったソラは、6話後半では注目をかっさらった。自身の欠点は「ない」と語るその清々しさに、羨ましさと恨めしさを同時に感じる。その天真爛漫っぷりに、女性メンバーは全員卑屈モードだ。

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そんなソラにガッツリとアプローチしているようにも見せたオカピーは、とうとうケイちゃんの前で「ノナ一択宣言」。一見謎行動にも見えたが、ノナから言われた「他の人も見てね♡」という言葉を律儀に守っているのだろうか。みんなの前で分かりやすくソラにアピールするのは、ノナの意図とも異なる気がするのだが……。

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次なる土地、那須での「同棲マッチング」で、その答え合わせができるはずだ。5話では「ケイちゃんへの気持ちが抑えられなくなりそうなのが怖い」とも語ったノナが選ぶのは、ケイちゃんかオカピーか、それとも……?

Netflixリアリティシリーズ「ラブ デッドライン」独占配信中

「ラブ デッドライン」番組概要

Netflixリアリティシリーズ「ラブ デッドライン」はNetflixで独占配信中

配信日: 1月23日(第1-4話)、1月30日(第5-6話)、2月6日(第7-8話)、2月13日(第9-10話)
URL:https://www.netflix.com/title/81627978

(ミクニシオリ)

※この記事は2024年02月08日に公開されたものです

ミクニシオリ

1992年生まれ。2017年にライター・編集として独立。芸能人やインフルエンサー、起業家など、主に女性に対するインタビューを多数執筆。恋バナと恋愛考察も得意ジャンル。ハッピーとラッキーがみんなに届きますように。

Twitter:https://twitter.com/oohrin

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