「になります」は敬語? 間違えた使い方と注意点、正しい例文を紹介
日常でよく耳にする「になります」ですが、使い方によっては間違っていることがあります。この記事では「になります」の意味や正しい使い方、例文などについて解説しています。
日常でよく聞かれる「になります」の言葉ですが、「こちらが出口になります」「こちらがコーヒーになります」という表現に違和感を覚えたことはありませんか?
これらは誤用と指摘される言い回しです。しかし、意味によっては一概に間違いとは言えません。
この記事では「になります」の意味や使い方、例文などについて解説しています。
目次
「になります」の意味とは?
「なります」は「なる」を丁寧に表現した言葉です。
元々の「なる」は今までと違った状態・形に変わることや、変化した結果が出現することを指した言葉。例えば「社会人になる」「中止になる」「合計すると3,000円になる」といった時に使います。
また、時間の経過を表す時にも使用します。(例:夜になる・春になる・9月になる)
「になります」は敬語表現になる?
「になります」は「なる」の丁寧な表現なので、上司や取引先など目上の人に対しても使うことができます。ビジネスシーンの会話や文書などでも問題なく使用できることを覚えておくと良いでしょう。
「になります」と「となります」の違い
「になります」に似た言葉で「となります」があります。似ている言葉なのでどちらを使えば良いのか迷う方も多いのではないでしょうか。
基本的には、同じような意味で使われるのですが、含まれるニュアンスに若干の違いがあります。例文で比べてみます。
・「明日は休業になります」
・「明日は休業となります」
両方を比較した時に「となります」の方が、予定外のことが起こったというニュアンスで使われることがあります。