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新NISA目前! ボーナスをどう使えばいい?

小松原 和仁

WealthNavi

ボーナスのシーズンになりました。ボーナスを何に使おうかと考え始めている人もいるのではないでしょうか。まとまったお金が入ってくるこの時期は、お金の使い方をあらためて考えるよい機会です。

行きたくない忘年会は「浪費」かも?

お金の使い方は「消費」「浪費」「投資」に分けられます。

消費は生活するために必要な出費のことです。たとえば家賃やスマホの料金、洋服や食事にあてるお金のほとんどは消費です。使ったお金に見合った価値を得られていることがポイントです。自分へのご褒美として欲しかったものをボーナスで買うのも消費だと言えます。

次に浪費はいわゆるムダ遣いのことです。使ったお金に見合う価値が得られていないのがポイントです。あとで後悔してしまうような衝動買いや、参加したくない飲み会に使ったお金は浪費だと言えます。お金を使う前に自分にとって必要なものかどうかを考えてみることが大切です。

 

新NISAを使って将来に「投資」

そして投資は、将来のためにお金を使うことです。たいていの場合、消費や浪費は使った時点で価値を得られたかどうかを判断することができます。それに対して投資はじっくりと時間をかけて、使った金額を上回るリターンを目指します。

投資と聞いて多くの人が思い浮かべるのが「お金の投資」でしょう。これは新NISAを活用して資産運用をしたり、外貨預金をしたりして、将来に向けて金融資産を育てていくものです。

将来に向けてお金を育てるには、世界中に分散してじっくりと資産を育てる「長期・積立・分散」の資産運用がおすすめです。投資信託やロボアドバイザーなどを使って行うことができます。2024年から始まる新NISAは、資産運用を始めるよい機会になるはずです。

資産運用が初めてで怖いと思うなら、もっているお金を一気にまわす必要はありません。少額を毎月積み立てるなど、無理のない方法で取り組むことをおすすめします。

 

自分への投資でお金をふやす

自分自身に「投資」することでお金を増やすという選択肢もあります。

たとえば資格を取るために学校に通うのは、消費ではなく投資です。学校に通うことそのものは、すぐに価値をもたらすわけではないでしょう。しかし資格をとってスキルアップし収入を増やすことができれば、使ったお金以上の価値を得られることになります。同じように、将来の健康を考えてトレーニングやヨガをすることも収入を得る期間を延ばすことにつながります。

まとまったお金が入ったときに、預金に置いておこうと思う人もいるかもしれません。しかし預金のままではお金はほとんど増えません。そして将来の自分が変わることもありません。

ですから無理のない範囲で、ボーナスの一部を投資にまわすのがおすすめです。時間はかかりますが、将来の自分が投資の成果を受け取ることになります。

※この記事は2023年12月19日に公開されたものです

小松原 和仁

2008年に証券会社に入社し、社会人をスタート。リテール営業に従事する中で、リーマン・ショックも経験。その後、保険会社にて、代理店向けの教育・研修に携わったのちに、信託銀行にて、富裕層向けの財務相談業務に従事した。2018年にウェルスナビの働く世代が豊かさを実感できる社会をつくりたいという理念に共感し、セミナー講師として入社。これまでに、500回以上の資産運用セミナーに登壇し、参加者からの多くの質問にも答えている。

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ウェルスナビは、「長期・積立・分散」と呼ばれる王道の資産運用を全自動化したサービス「WealthNavi(ウェルスナビ)」を提供。5つの質問に答えるだけで一人ひとりに合った資産運用プランを提案し、投資の知識や経験、資産の額に関係なく、誰でも世界約50カ国1万2000銘柄への分散投資を自動で行うことができる。

https://www.wealthnavi.com/

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