上司への感謝メッセージの例文！　異動や退職などシーン別で解説

上司に感謝の気持ちを伝える際、失礼に当たらないようなメッセージを考えていたらいつの間にか時間が過ぎていたなんてことはないでしょうか？

あまりにも丁寧に内容を練っていると違和感のある文章になってしまうこともあるかもしれません。

そこで今回は、上司に感謝を伝えるメッセージを考える時のポイントや、退職・異動などシーン別での例文を紹介します。悩んでいる人はぜひ参考にしてください。

上司へ感謝を伝える時のポイント

上司への感謝を伝える際には、相手に失礼のない分かりやすい表現を心掛けることが大切です。

まずは、抑えておきたい3つのポイントを見ていきましょう。

（1）何に対する感謝なのかはっきりと伝える

上司に感謝を伝える時は、何に対するお礼なのかを具体的にしましょう。忙しい人であれば、自分が感謝されるようなことをしたのかすぐに思い出せないというケースもあります。

相手に気を使わせないように、「昨日は○○（プロジェクト名など）の資料作成にご協力いただきありがとうございました」と、いつ、何に対するお礼なのかはっきりと明示した上で、メッセージを作成することが大切です。

（2）状況によってメールを使う

上司に感謝の言葉を伝える時は、直接話すだけでなく、相手の時間を割かないようにメールを送る方法もあります。特に忙しい時期であれば、電話ですら負担になってしまう恐れもあるでしょう。

しかし、メールであれば相手の都合の良いタイミングで読むことができます。状況によって感謝を伝える手段を工夫することも思いやりといえるでしょう。

（3）できる限り早く感謝を伝える

特定のことに対するお礼を述べるなら、できるだけ早く連絡しましょう。お世話になってから24時間以内に伝えるのがベターです。

例えば、仕事で手伝ってもらったのなら、次の日の午前中には電話やメールで連絡しましょう。

ただし、退職や異動の際に感謝の気持ちを伝える場合は、お世話になった方への最後あいさつになるため、最終出勤日に送ることをおすすめします。

上司への感謝を伝えるメッセージ例文【自分が異動・退職する場合】

自分が異動・退職する時は、お世話になったことについて具体的な内容を入れると、さらに感謝が伝わりやすくなります。

また、他の部署に異動する場合は、これまでのお礼と、これからも業務で関わる可能性があることの両方を伝えると良いでしょう。

例文

・「仕事について一から丁寧に教えてくださった〇〇課長に、心より感謝申し上げます」

・「これまで〇〇課長には大変お世話になりました。課長にビジネスの基本を優しく、時に厳しくご指導いただいたことが今の私の礎になっています」

・「新しい部署でも〇〇課長の教えを生かし、精進してまいります」

・「ご迷惑もお掛けしたかと思いますが、〇〇さんのおかげでここまで業務を進められました」

・「今まで大変お世話になりました。異動後もお世話になるかと存じますが、その際はよろしくお願いいたします」

上司への感謝を伝えるメッセージ例文【上司が異動・退職する場合】

上司が異動や退職で現場を離れる時は、感謝の気持ちとこれからの未来をお祝いする言葉を贈りましょう。

例文

・「〇〇課長、ご栄転おめでとうございます。新卒の私を真摯にご指導してくださったこと、心より感謝しています」

・「課長の下で過ごした〇年間、たくさんのことを学ばせていただきました。今後のご健勝とご活躍をお祈りします」

・「課長からの教えを忘れず、これからの仕事にも生かしてまいります」

・「ご栄転おめでとうございます。今まで本当にお世話になりました。また一緒にお仕事できる日を心待ちにしています」

・「今後もますますご活躍されることをお祈りします。今までありがとうございました」

Check!：異動メッセージの例文集15選。感謝を伝える一言とは？【上司・同僚・後輩別】

上司への感謝を伝えるメッセージ例文【日頃の感謝を伝える場合】

上司からごちそうになったり、仕事をフォローしてもらったりといった、日頃の感謝を伝える際には、異動や退職の時よりも少しラフな表現を心掛けましょう。

また、メッセージには何に対するお礼なのかを具体的に入れることもポイントです。

例文

・「お忙しい中、〇〇の相談に乗っていただき誠にありがとうございます。助言いただいた内容を取り入れ、業務に邁進いたします」

・「昨日は〇〇の件でフォローしていただき、感謝申し上げます。今度ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします」

・「昨日は貴重なお時間をいただきありがとうございました。ごちそうになった〇〇はとてもおいしかったです」

・「昨日はおいしい食事をごちそうさまでした。またぜひご一緒させていただけたら光栄です」

・「お土産を送っていただきありがとうございます。〇〇は初めて食べましたがとてもおいしく、感激いたしました」

Check!：日頃の感謝を伝えるメッセージ例文21選【友達・職場・家族】

上司への感謝メッセージは丁寧で分かりやすい文章にすることが大切

上司へ感謝のメッセージを贈る時は、何に対するお礼なのかを明示することが大切です。状況によってはメールなどを活用して、相手の時間を割かずに気持ちを伝える工夫をしましょう。

また、シーンによって言葉遣いを分けるのもポイントです。日頃のお礼であれば固くなりすぎない表現を、異動や退職の際はこれまでの長きにわたる感謝を丁寧に伝えることを心掛けましょう。

（にほんご倶楽部）

※画像はイメージです

※この記事は2023年12月13日に公開されたものです