TAG STUDIOが運営するプログラミング学習者向けWebメディア「プロリア プログラミング」は、働きながらプログラミングを学ぶ人を対象に「プログラミングスクールの受講方法」に関するアンケートを実施しました。
■88%の受講者が働きながらプログラミングを学習
調査の結果、88%の受講者が仕事と学習を両立していることが明らかになりました。これは、多くの社会人がキャリアチェンジやスキルアップを目指し、限られた時間を活用してプログラミング学習に取り組んでいることを示しています。
■学習時間帯は「夜」と「休日」が多数
学習時間帯については、「夜」(47%)と「休日」(20%)が主流であり、仕事終わりや週末を活用している人が多いことがわかりました。
■学習時間確保やモチベーション維持のため工夫した点は?
限られた時間を活用するうえで、学習時間の確保やモチベーションを維持する方法を大別すると、以下のような傾向がありました。
・時間管理とスケジュール調整
・スキマ時間の有効活用
・自己報酬の設定やキャリア・収入アップを意識
・周囲からのサポート活用
・学習環境の整備
・強い意志とコミットメント
・学習内容の応用と自己成長
■プログラミングスクール利用の目的は「転職」が最多
学習の目的としては、「転職」(47%)が最も多く、次いで「副業」(27%)、「教養・スキルアップ」(17%)が続いています。これは、プログラミングスキルが新たなキャリアや収入源として注目されていることを反映しています。
■働きながらの学習者の67%が目的を達成または予定以上に達成
目的の達成度に関しては、働きながら学習した受講者の67%が「達成できた」または「予定以上に達成できた」と回答しており、高い成功率が示されています。
■目的達成までの期間は「1年以上1年6ヶ月未満」が最多
一方で、目的達成までの期間は「1年以上1年6ヶ月未満」(33%)が最も多く、働きながらの学習には時間がかかる傾向が見られました。
■スクールへの通学期間は「4ヶ月以上9ヶ月未満」が多数
プログラミングスクールへの通学期間については、「4ヶ月以上6ヶ月未満」(33%)と「7ヶ月以上9ヶ月未満」(31%)が多く、学習期間が長期化する傾向が見られます。
これは、働きながらの学習では一度に確保できる時間が限られているため、学習期間が延びることが要因と考えられます。
■1日の平均学習時間は「1時間以上3時間未満」が最多に
1日の平均学習時間では、「1時間以上2時間未満」(37%)と「2時間以上3時間未満」(38%)が多数を占めています。これは、忙しい日常の中でもコツコツと学習を続けている様子がうかがえます。
◇調査結果からの考察
今回の調査で、働きながらプログラミングを学ぶ人が多いことがわかりました。特に、夜間や休日を活用し、平均1〜3時間という限られた時間で継続的に取り組んでいる姿勢がうかがえます。
学習の目的としては「転職」や「副業」を挙げる人が多く、プログラミングスキルがキャリアアップや新たな収入源として重要視されていることがわかります。また、高い目的達成率からも、努力が実を結んでいることが示されています。
一方で、働きながらの学習には時間の制約があり、学習期間が長期化する傾向があります。これに対し、プログラミングスクールやオンライン学習サービスは、より柔軟なカリキュラムや学習サポートの充実を図ることで、学習者の負担を軽減し、効率的な学習を支援することが求められます。
今後も働きながら学ぶ人の増加が予想される中で、学習環境の整備や支援体制の強化が重要な課題となるでしょう。
■調査概要
総回答数:59票(男性:36人 / 女性:22人 / 未回答:1人)
調査方法:インターネット調査(クラウドワークス)
調査エリア:全国
調査対象:18歳以上のプログラミングスクール受講経験者(20代:24%、30代:61%、40代:12%、50代:3%)
調査期間:2024年11月18日〜12月3日
調査・分析:プロリア プログラミング 編集部
出典元:
(エボル)