お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

「お知らせください」は正しい敬語? 意味や言い換え表現を解説

にほんご倶楽部

「お知らせください」の言い換え表現

「お知らせください」は丁寧な表現であるものの、場合によっては相手が不快に感じるかもしれません。

相手を不快にさせないために言い換え表現を覚えて、シーンに合せた正しい言葉を使えるようにしておきましょう。

(1)「お知らせくださいませ」

「お知らせくださいませ」の「ませ」は、「ます」の命令形です。しかし「ませ」には、「丁寧な気持ちを込める」という意味合いがあるため、ビジネスシーンで使用して問題ありません。

「お知らせください」の語尾に「ませ」をつけることで柔らかい印象になりますね。

(2)「お知らせいただきたく存じます」

「存じます」は「思う」の謙譲語です。「お知らせいただきたく存じます」という言葉を使うことで命令の要素が少なくなり、押しつけがましくない丁寧な表現になります。

ただし「存じます」は、親密な相手に使うとかしこまりすぎて距離を感じられてしまうので注意が必要です。

(3)「お知らせいただければ幸いです」

「お知らせいただければ幸いです」には、「知らせてもらえればうれしい」という意味があります。

相手への敬意を込めた丁寧な表現なので、目上の人に対しても使うことができるでしょう。

「お知らせください」を正しく使おう

「お知らせください」とは、「ある事を知らせてほしい」「ある事を通知してほしい」を意味しています。正しい敬語表現なので上司や取引先、お客様など目上の人に対して使うことができます。

しかし「ください」が命令口調に感じられ、不快に思う人もいるかもしれないので注意が必要です。不快に思われないためには、言い換え表現などを覚えて、シーンによって使い分けることが大切です。

「お知らせください」はビジネスシーンで頻繁に使う言葉。注意点を理解し、正しく使えるようにしましょう。

(#にほんご倶楽部)

※画像はイメージです

※この記事は2023年11月07日に公開されたものです

にほんご倶楽部 (敬語・ビジネス用語専門編集プロダクション)

いつも使っているけれど間違った認識も多い「敬語」や「ビジネス用語」。人にはなかなか聞けない常識から応用編まで、日本語に関する情報を発信。

この著者の記事一覧 

SHARE