未来は残酷。「不倫」にハマる友人を救い出す効果的な方法
オトナになると、結婚を意識したり、体の関係を持ったり、妊娠や出産をする友人が増えて焦ったり……と、恋愛の悩みも増えるばかり。そんなお悩みに、“大人の男”を代表して恋愛コラムニストのTETUYAさんが愛のあるアドバイスでお答えします。最後に送る「ココロに染みるボイスメッセージ」もチェック!
今回は、「友達の不倫をやめさせたい」とのお悩みに、ダンディな恋愛スペシャリストが愛のアドバイス。
友達の不倫をやめさせたい
仲の良い友人が不倫をしています。最初は相手男性が妻子持ちだということを知らずに付き合い始めたそうなのですが、事実を知ってからももう引き返せないと言うのです。彼女は「結婚ができなくてもいい、大好きな人と一緒にいられれば幸せ」とのことで不倫を辞める様子もなさそうなんです……。私にできることはないでしょうか?(33歳/大阪府)
今回もかわいい子羊ちゃんの相談に答えていくとしよう。「恋は盲目」という言葉があるように「不倫も盲目」。完全に自分の世界にはまってしまって、不倫は悪いこととは分かっていても、その事実を自分の都合のいいように美化したくなったり、不倫にはまった悲劇のヒロインを演じてみたりしてしまう。
この一種の洗脳を解くために周りの友人は何ができるのか? これからのアドバイスを参考にしてみな。
不倫の残酷な未来をイメージさせる
不倫をしている張本人は、「今が楽しければいい」という、今この瞬間の刺激的な快楽に溺れていて未来の残酷な自分を想像することから逃げている。だからまず友人の君は「不倫を続けても未来は絶対ハッピーじゃない」ということを分からせること。
特にこの不倫相手は妻子がいることを間違いなく隠していたんだと俺は推測する。さらに子どもがいるということは別れて彼女と一緒になるという可能性も低い。
そういう“たちの悪い男”は、口では調子の良いことを言ってこの不倫関係を継続させようとする。ただ次に自分の好みの子が現れたら一気に態度を変えて冷たくフェードアウトしていくのが目に見えている。
そんな未来のないクズ男と不倫してるこの時間に、自分たちは刻々と年をとってることを理解させた方がいい。
女性は年齢を重ねていくごとに、男性からすると「軽いノリでは誘えない」という感情が生まれてくるのもあって需要が減っていく。これは極論だが、やっぱり男性は自分より若い女性を選びがち。時は巻き戻せない。今、別れるという辛い決断をして未来の幸せを手に入れた方が絶対いいと思わない?
新しい出会いをアシストしてあげる
友人に悲惨な未来を想像させても素直に聞いてくれる子もいれば、友人の妬み嫉妬だと、うがった見方から聞く耳を持たない子だっている。どちらにしても、次に友人として出来ることは「異性との出会いの場所」にどんどん連れ出そう。
少なからず不倫相手に不満はある。一番想像できる不満は「会いたい時に会ってくれない」「向こうの都合のいい相手になっている」。相手には奥さんもいるわけで、こっちが他の男性とご飯に行ったり遊んだりすることに文句を言われる筋合いなんて1ミリも無い。
その正論をちゃんと言い聞かせて、合コンやパーティー、紹介などとりあえず男性と交じ会える場所を積極的にアシストしてあげるといい。
こういう出会いの場所は、どうしても1人では参加しづらい。だから一緒に参加してあげることが大事。でも1回で不倫相手を忘れさせるくらい魅力ある男性と出会うのはなかなか難しい。ただこれも場数。根気よく回数をこなせば間違いなく魅力的な男性が現れてくる。
昔、「不倫は文化だ」と言って一躍有名になった芸能人がいた。俺は、それは間違いだと思う。文化という明るいイメージじゃなく、一種の麻薬みたいなもので、一度味わったらその刺激から中々抜け出せない厄介なもの。だからこそ、一日でも早くその沼から抜け出して幸せな未来を手に入れられるように動き出してほしいと俺は思う。
(TETUYA)
※この記事は2023年08月30日に公開されたものです