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好奇心を信じて突き進む「ユニキャリ」。プレミアアンチエイジング・杉本那穂子さんの働き方

#働くわたしの選択肢

ミクニシオリ

「バリキャリ」「ゆるキャリ」……女性の働き方って、本当にこの2つだけなの? 100人いれば100通りの働き方がある。一般企業で働く女性にインタビューし、会社の内側や彼女の働き方を通して、読者に新しい働き方「○○キャリ」の選択肢を贈る連載です。

取材・文:ミクニシオリ
撮影:大嶋千尋
編集:松岡紘子/マイナビウーマン編集部

「若い時と比べると、安定しちゃったよね〜」……アラサーともなると、女子会でこんなセリフを耳にすることが増えました。

年齢とともに、若い頃の「無鉄砲さ」はなくなり、生活に安定感や安心を求めるようになる友人の数が多くなっていきます。けれどその反面、安定した生活、成長性のないいつもと同じ仕事に、どこかつまらなさを感じる方もいるのではないでしょうか。

ユニークな人生を送る女性と、自分との差はどこにあるのでしょう。それは、新しい環境に飛び込む勇気や、新しいことを楽しもうとする好奇心なのかもしれません。

チャレンジする気持ちを持ち続け、ユニークなキャリアを突き詰めて、プレミアアンチエイジング株式会社にたどり着いた杉本那穂子さん。化粧品業界でキャリアをスタートさせた彼女ですが「化粧品という商材に限らず、様々な手法で人々の健康をサポートしたい」と語ってくれました。

彼女のこのモチベーションの高さは、一体どこからやってくるのでしょうか。話を聞いていくうちに、彼女のポジティブさの根源に「セルフケアとの向き合い方」が見えてきました。

転職は「ここではやり遂げた」と思ってから。好奇心に任せて業務経験の幅を広げる

ミクニ

杉本さん、本日はどうぞよろしくお願いいたします。プレミアアンチエイジングと言えば、クレンジングバームの一大ブームを巻き起こした、「DUO(デュオ)」が有名ですよね。

杉本さん

そうなんです。私は新卒から一貫してオーガニック系やスキンケアをメインで扱っている化粧品会社の商品企画部で働いていました。プレミアアンチエイジングに入社する前の2019年頃には、化粧品業界の中でDUOの認知度がどんどん広がっていくのを感じていました。

ミクニ

杉本さんは化粧品業界で、2回の転職を経験されているんですね。

杉本さん

仕事では、ここではやり遂げたと思ってから次に向かうと決めています。逆に、会社や仕事への不満を理由に転職をしたことはありません。

1社目の時の先輩から言われた「仕事が嫌で辞めてしまったら、次の場所でも同じことで苦労するよ」というアドバイスが心に残っていて、転職は自身の成長したい方向性が見えてきた時、と決めています。

ミクニ

では、転職はどういったタイミングで行っているのでしょうか。

杉本さん

前職の2社でも、もう数年いれば新しく学べることもあったと思います。しかし、身についたスキルをよりうまく生かせる場所・より強い興味関心を感じるフィールドが見つかった時は、恐れずに行動してきました。

プレミアアンチエイジングに転職を決めたのは、DUOというユニークな商材と、そのマーケティング手法に興味を持ったことがきっかけでした。最終の社長面接の時に、何事にもチャレンジできる社風と感じたので自分のキャリアビジョンを実現できると思いました。当時
、テレビやSNSでDUOを目にしない日はなかったですし、化粧品のCMに男性タレントをキャスティングしていることも、興味を持ったきっかけの一つでした。

ミクニ

たしかに、化粧品で男性タレントがキャスティングされることは珍しいことですよね。杉本さんは、プレミアアンチエイジングではどんなお仕事をされているのですか?

杉本さん

現在は、新ブランドの立ち上げやブランドマネジメントを中心に、商品企画やマーケティングサポート、営業サポート、SNS運用、イベント運営、SDGs関係のプロジェクトなど、ブランド育成にまつわる様々な仕事に関わっています。

ミクニ

かなり手広いですね……! 尊敬しちゃうけど、なんだか忙しそう。

杉本さん

これまでの会社と比べれば、ワークライフバランスをうまく調整しながら働いている感覚です。週一日はリモートワークができますし、有給も取りやすい環境です。これまでの会社でも、幅広い業務に携わらせていただいていましたし、関わっている業務は入社時からある程度理解できるものが多かったので、大変さはあまり感じませんでした。

小さい頃から母親に「若いうちから苦労は買ってでもしなさい」と言い聞かされてきたからか、忙しさを理由に何かを諦めたことはありません。

やってみようと思ったことをやっていたら、今の自分のキャリアになっていました。どんな仕事も今の自分に繋がっていると感じるし、そのおかげで興味関心の幅も広がったと思います。

毎日元気に働くために、我慢はしない。自分らしいセルフケアルーティンを

ミクニ

バイタリティがあって魅力的です。どうして、仕事にそこまでのモチベーションを持つことができるのですか?

杉本さん

前提として、興味があることに関わっているのが大きいですね。あとは、目に見えない価値を大切にしているから、一つの業界でも飽きずにいられているのかなと思います。

化粧品には企画から製造・販売までにいくつもの工程があって、その全てに様々な人の想いや行動があります。その愛情や商品に込めた想いをお客様に伝えていくことを大切にしています。

だからこそ、仕事で関わるメンバーには感謝していますし、その人たちと一緒にがんばりたいという気持ちも、仕事のモチベーションになっていますね。

ミクニ

当たり前のことに感謝を忘れないところも、ピュアで素敵ですね。でも、まっすぐだからこそ、疲れてしまうことはないですか?

杉本さん

疲れちゃう時も、たくさんありますよ! そういう時は、抱え込まずに周囲に相談し、仕事で感じている悩みも、メンバーと共有するようにしています。私が大事にしている価値観を理解してくれるからこそ、適切なサポートを差し伸べてもらうことも多いんです。

ミクニ

仕事上の疲労や悩みって、チームメンバーには言いづらいと思っていましたが、自分を周りに理解してもらうのは大切ですよね。お互いにオープンになれれば、チームの結束も深まりそうです。

杉本さん

その点、プレミアアンチエイジングのメンバーは常に和気あいあいとしていて、気持ちをシェアしやすい空気があるのも魅力的なポイントです。

それに、化粧品業界で働いていますが、私自身はまめな人間ではないので、日々の美容習慣に時間を割けない時もあります。代わりに、ボディケアには定期的に通うようにしていたり、心のケアもおこなっています。植物療法士という資格を取得したのですが、その勉強をする中で、セルフケアの大切さにも気づきました。

ミクニ

心のケアは、具体的にどんなことをしているんですか?

杉本さん

数年前に取ったフラワーエッセンスの資格は、自身のケアにもよく活用していますね。あとは、自分と向き合う時間を大切にすること。好きな音楽を聞いたり、アロマを楽しんだりと、自身を癒やす時間を1日のうちに必ず取るようにしています。無理をせず、その日のストレスはその日のうちに取り除くことが大切だと思っています。

ミクニ

毎日元気に働いているように見える人ほど、何かしら工夫をしているものですね。

化粧品という枠にとらわれず、人々のウェルネスをサポートし続けたい

ミクニ

杉本さんは、ご自身の今後のキャリアをどのように描いていますか?

杉本さん

これまで通り、自身の気持ちを大切に、ユニークなキャリアを築いていきたいと思っています。プレミアアンチエイジングでは自分の本業だけでなく、SDGsを始めとする、これまで触れる機会のなかったプロジェクトに関わらせていただいていることにも感謝しています。新しい環境を恐れず、自身の幅を狭めず働き続けたいですね。

ミクニ

杉本さんにとっては、一つの会社の中で様々な経験を養えるプレミアアンチエイジングの環境がフィットしていそうですね。

杉本さん

まさに、そうなんです。例えば、これまでの化粧品会社と比べて、マーケティングの観点で学ぶことが多かったり、化粧品業界にずっといるメンバーばかりではないので、自分とは全く関わりのなかった業界にいた人の話を聞くことができたりすることも、とても刺激的です。

ミクニ

杉本さんのような女性に憧れる方も多いと思います。杉本さんは今後、どのような女性になっていきたいですか?

杉本さん

ちょっと壮大な話ではあるのですが……。弊社は「人の時間(とき)を、解き放つ。」という経営理念を掲げ、アンチエイジングカンパニーを目指す会社なので、人生100年時代の中、全ての人が健康に生きることをサポートし続けることが、今の私の目標なんです。

私自身、化粧品の仕事や資格の勉強を通じて、セルフケアをし続けていくことの大切さを感じています。化粧品は外側からのケアをサポートするものですが、内側からのケアも大切だと思います。今後も、企画やマーケティングサポート業務に携わると思いますが、人々のウェルネスに関わる仕事をし続け、さらに向上心を持ってやっていきたいです。

※この記事は2023年08月04日に公開されたものです

ミクニシオリ

1992年生まれ。2017年にライター・編集として独立。芸能人やインフルエンサー、起業家など、主に女性に対するインタビューを多数執筆。恋バナと恋愛考察も得意ジャンル。ハッピーとラッキーがみんなに届きますように。

Twitter:https://twitter.com/oohrin

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