白湯メイクとは? やり方&ポイントを部位別にイラストで解説
シンプルなのに盛れると注目を集めている「白湯メイク」。自然な美しさを演出できるメイクで、素朴ではかない印象が好感度アップにつながるでしょう。今回は白湯メイクの特徴や、パーツごとのメイク方法などを詳しく解説します。
透明感あふれる白肌と、彩度が低く色味の少ないニュートラルなカラーがポイントの「白湯メイク」。
SNSでも注目されているので、挑戦してみたいと思っている人も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな白湯メイクの特徴や、パーツごとのメイク方法などを詳しくまとめました。白湯メイクに挑戦してみたい人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
白湯メイクとは?
ナチュラルながらもはかなげで美しい印象がつくれると話題になっている「白湯メイク」。
シンプルなメイクのため、ポイントさえ押さえておけば、誰でも挑戦しやすいというのも人気の秘密です。
そんな白湯メイクについて詳しく解説していきます。
「白湯」の読み方や意味
「白湯」の読み方は「さゆ」です。「白湯メイク」は名前の通り、素朴でシンプルなのに、透き通った白湯のような透明感があるといわれています。
シーンを選ばず使えるため、休日のお出かけはもちろん、オフィスにも馴染むので、デイリーメイクとしても愛用できるでしょう。
純欲メイクとの違いとは? 白湯メイクのポイント
白湯メイクと同様に「純欲メイク」も注目を集めていますが、この2つの違いは、血色感と質感です。
純欲メイクは、滲み出るような血色感があり、ベースはツヤ感を重視しています。大胆にピンクを使ったアイメイクも大きな特徴で、「少女っぽさ×あどけなさ」を表現するメイクです。
一方で、白湯メイクは、透明感とナチュラルな仕上がりポイントで、「シンプルなのに盛れる」と人気を集めています。
全体的に色味の少ないニュートラルなカラーを使っており、彩度の低さが決め手。ベースメイクの質感はマットで、ベージュ系のアイテムを使ったアイメイクがポイントですよ。
白湯メイクが似合う人とは?
ナチュラルな仕上がりが魅力の白湯メイクは、肌馴染みのよいカラーを使うので、どんな人でも似合うメイクといわれています。年齢や肌タイプを気にせず、誰でも挑戦しやすいでしょう。
すっぴんのような自然な仕上がりになるため、オフィスに馴染むメイクを探している人にもおすすめですよ。
白湯メイクのやり方【部位別】
ここからは、初心者でも分かりやすいように、ベースメイク・アイメイク・チーク・リップに分けてやり方をまとめました。
白湯メイクに挑戦したい人は、ぜひ参考にしてみてください。
ベースメイクは透明感のあるマット肌に
ベースメイクのポイントは、マットな仕上がりと透明感です。
(1)下地でベースを整える
自然な透明感をつくるには、下地選びが重要です。
下地でカラーコントロールするとベースが整うので、トーンアップ効果がありパープル系の下地を顔全体に使うのがおすすめ。
(2)ファンデーションはカバー力と保湿力があるものを
ファンデーションは、いつもよりもワントーン明るめのカラーを選びます。毛穴をカバーし、透き通るような陶器肌をつくることも大切なので、マットな質感のアイテムを選びましょう。
カバー力と保湿力があるものがおすすめで、セミマットなリキッドタイプやクッションファンデーションが適しています。
さらに、均一なベースメイクに仕上げるために、クマやニキビ跡は、コンシーラーでカバーするようにしましょう。
(3)フェイスパウダーで仕上げる
ファンデーションの仕上げに、粒子の細かいルースパウダーを使うと、マットなだけでなくふんわりとした雰囲気の肌に仕上がりますよ。
大きめのブラシを使って、ファンデーションのツヤを消すように乗せていきましょう。
さらに、Tゾーンや鼻の下半分から鼻先、唇の山の上にハイライト入れるのもおすすめです。程よいツヤ感が出て、より肌がきれいに見えるでしょう。
アイメイクは彩度を低く仕上げる
アイメイクは、色味の少ないニュートラルなカラーで、彩度を低く仕上げるのがポイントです。
(1)アイシャドウはベージュを使う
アイシャドウは、ナチュラルな目元を演出しやすく、手軽にグラデーションがつくれるベージュのパレットがおすすめ。肌馴染みの良い色味で、ラメ感の少ないマットなアイテムを選びましょう。
アイホール全体に明るい色を広げ、上まぶたの際に少し濃いブラウンを入れます。
(2)涙袋にラメを入れる
涙袋は、白湯メイクの需要なポイントです。まずは、下まぶたに明るめのベージュを塗って、さらにキラキラ感のあるラメを乗せて仕上げてください。
笑った時にぷくっとなる部分を強調するように塗ると良いでしょう。涙袋のメイクが苦手な方は、涙袋専用のコスメを使うと失敗が少ないですよ。
(3)マスカラはカールと束感が大切
マスカラは、アイシャドウに合わせて、黒やダークブラウンのカラーを使い、束感のある仕上がりになるように塗っていきます。
ピンセットで軽くつまむようにすると、より束感を出すことができるでしょう。
白湯メイクでは、適度にカールした上向きのまつ毛をつくることも大切なので、繊維の多いロングタイプのマスカラがおすすめです。
チークは薄くふんわりと
チークをしっかり塗ってしまうと、白湯メイクらしさが失われてしまいます。ふんわりと仕上がるように、うっすら色付くくらいに仕上げてください。
ブラシを使って広げるのがおすすめで、頬の内側から外側に向かって塗っていきましょう。カラーは、ピンクベージュ系のアイテムが馴染みやすいですよ。
リップで血色感を演出
リップは、血色感を意識してほんのりと色付くように意識するのがポイントです。
(1)コンシーラーを仕込んで唇のベースづくり
リップの発色を良くするためには、まず元の唇の色や、くすみをカバーする必要があります。唇のベースづくりのためにも、あらかじめコンシーラーを仕込んでおきましょう。
コンシーラーは、トントンと軽くたたくように使い、唇に馴染ませます。乾燥が気になる場合は、コンシーラーの前にリップクリームを塗って保湿をしてくださいね。
(2)リップは指でポンポンと色を乗せる
リップは、ぽってりとした唇に仕上げたいので、血色感をつくりましょう。じゅわっとした色味が広がるように、指でポンポンと色を乗せます。
また、1色だけでなく、2色のリップを使ってグラデーションをつくるのもおすすめです。
薄めのピンクベージュ系の粘膜カラーを全体に使い、濃いめの赤リップを中央部分に重ねると、じんわり発色するメイクができますよ。
白湯メイクでナチュラルな透明感を演出してみて
白湯メイクは、シンプルながらもはかなげで美しい印象がつくれる次世代のナチュラルメイクです。ベージュ系のアイメイクと血色感のある唇が素朴で清楚な印象を与えてくれるでしょう。
年齢やパーソナルカラーに縛られず、コツさえつかめば、誰でも挑戦できるのもうれしいですよね。
今回紹介したポイントを押さえて、ぜひ白湯メイクに挑戦してみてくださいね。
(文:てら、イラスト:HotButteredRum)
※一部画像はイメージです
※この記事は2023年07月28日に公開されたものです