【産婦人科医に聞いた】つらい生理を少しでも快適に過ごすための知識
フェムケアブランド「Micocochi (ミココチ)」は、産婦人科医を対象に「フェムケア知識とCBD」に関する調査を実施しました。
※本記事の内容は、あくまで産婦人科医を対象にしたアンケート結果の紹介であり、効果や効能を実証するものではありません。
【生理による様々な体の不調】生理痛が悪化する原因とは?
フェムケアとは、生理の悩みやデリケートゾーンの悩みなど、女性特有の健康問題を改善し、女性が快適に過ごせるようサポートする商品・サービスのことをいいます。
はじめに、生理中の女性の悩みとして多いものを聞きました。
「患者さんに多い生理のお悩みを教えてください(複数回答可)」と質問したところ、「腹痛(49.2%)」と回答した人が最も多く、次いで「腰痛(42.0%)」「全身のだるさ(29.3%)」と続きました。
人によって症状の重さに差があるものではありますが、約半数が腹痛に悩んでいることがわかりました。
では、体質によるもの以外に、生理痛の原因としてどのようなことが考えられるのでしょうか?
「生理痛がひどくなる原因を教えてください(上位3つ迄)」と聞いたところ、「体が冷えていること(36.7%)」との回答が最も多く、次いで「ストレスが溜まっていること(33.4%)」「睡眠不足(28.4%)」と続きました。
冷えは女性の大敵とよく言われていますが、生理にも深く関わっているため、体を冷やさないようにすることはかなり重要であるといえるでしょう。
また、メンタルの健康状態も生理痛の重度に影響していることがわかりました。
【生理痛に効果的なケア】生理痛の時は特に冷えに注意して体を温めるべし
生理痛に悩んでいる女性は多く、何かしらの対策を行っている人も多いと思います。しかし、一般的に言われているような対策方法は正しいといえるのでしょうか?
「一般的に言われている生理痛の対策内容・解決方法で間違っていると思うことはありますか?」と質問したところ、8割以上が「ある(85.9%)」と回答しました。
具体的にどのような方法が間違っているのでしょうか?
薬は飲んでもいいが頼りすぎるのは逆効果! 正しい生理痛対策の知識
・鎮痛剤は飲み過ぎると痛みに耐性がなくなる(30代/産婦人科医女性)
・ある程度鎮痛剤は使って良いが、一度婦人を受診してみる事が大事。ほかの疾患が考えられるから(50代/産婦人科医男性)
・おなかを温かくしても子宮まで暖かくなるわけではないので基本的に間違い(40代/産婦人科医男性)
・ツボを押しても一時的にしか効果はない(40代/産婦人科医男性)
上記のような回答が寄せられました。
生理痛を緩和させるため鎮痛薬を服用している人は多いと思います。ひどい痛みを我慢する必要はありませんが、耐性がついて効果を得にくくなってしまうことも考えられるため、服用のしすぎやタイミングには注意が必要でしょう。
続いて、産婦人科医が推奨する生理痛対策について聞きました。
「特にどのようなケアが生理痛に良いですか?(上位3つ迄)」と質問したところ、「体を温めるものを摂取する(40.0%)」と回答した人が最も多く、次いで「ストレスケア(33.7%)」「リラックスをする(30.7%)」と続きました。
体を温めるものを摂取して内側からも冷え対策を行うことや、ストレスケアをし、メンタルをリラックス状態にしてあげることが大切であるようです。
さらに具体的に、ケア方法について尋ねています。
とにかく体を温めること! 適度に体を動かすことも効果的
・半身浴(40代/産婦人科医男性)
・アロマ等で心身をリラックス(50代/産婦人科医男性)
・適宜に無理しない範囲の運動(30代/産婦人科医男性)
・体全体をストレッチする(30代/産婦人科医男性)
以上のような回答が寄せられました。
内からも外からも体を温めることが大切であることがうかがえます。グッズを使用したり湯船に浸かったりして、子宮を中心にとにかく体を冷やさない、温めることを意識して生活すると良いでしょう。
また、先ほどの調査にもあったように、適度に体を動かすことも生理痛を和らげる方法として効果的であるようです。
産婦人科医が推奨するフェムケアとは?
ここまで、主に生理痛の原因やケア方法を聞いてきました。
続いて、フェムケアについて質問していきたいと思います。産婦人科医がすすめるフェムケアは何なのでしょうか?
「少しでも女性が快適に過ごせるように、フェムケアでおすすめできるものを教えてください(複数回答可)」と聞いたところ、「吸水ショーツ(28.7%)」と回答した人が最も多く、次いで「布ナプキン(25.8%)」「月経カップ(24.5%)」「サプリメント(24.2%)」「タンポン(21.8%)」と続きました。
衛生的かつ快適に生理期間を過ごすために、吸水ショーツなどのアイテムの使用はフェムケアとしておすすめできると回答。体調や使いやすさに応じて、自分にあったアイテムを選んでみるといいかもしれません。
また、サプリメントで効果的な成分を摂取することも気軽にできるフェムケアといえるでしょう。
続けて、それらをおすすめする理由を尋ねました。
フェムケア商品を活用して心身の負担を軽減◎
・不快感を軽減できる(30代/産婦人科医男性)
・布製の方が冷えないで経過がよい(40代/産婦人科医男性)
・状態やにおいの不安を軽減するため(40代/産婦人科医男性)
・カップはムレもなく肌荒れもしない(50代/産婦人科医女性)
このような回答が寄せられました。
敏感な肌への負担や生理中の不快感が軽減できるため、ストレス緩和にも繋がり、心身ともに快適に過ごすことができるかもしれません。
さまざまなアイテムがあるので、憂うつな生理期間を少しでも快適にするためにも、フェムケア商品を活用していきたいですね。
CBDってどんな効果があるの? 産婦人科医の見解
みなさんは、「CBD(カンナビジオール)」という成分を知っていますか? ストレス緩和やリラックス効果などがあるといわれ、医療業界や美容業界で注目されています。
では、このCBDをフェムケアとして摂取するのはどうなのでしょうか?
「CBD(カンナビジオール)は、生理の悩みを緩和することが期待できると思いますか?」と質問したところ、8割以上が「とてもそう思う(32.2%)」「そう思う(54.2%)」と回答。多くの産婦人科医が、CBDが生理の悩みに対して効果が期待できると考えるようです。
そこで、「具体的に、どのような効果が期待できると思いますか?(複数回答可)」と尋ねたところ、「痛みの緩和(33.7%)」と回答した方が最も多く、次いで「自立神経の正常化(28.5%)」「気分の向上(27.0%)」と続きました。
先ほど、鎮痛薬に頼りすぎるのも良くないという声が挙げられましたが、痛みを緩和する効果が期待できるCBDを代わりに取り入れてみるのも一つの手かもしれません。
また、生理期間中のホルモンバランスの乱れは自律神経にも影響を及ぼすとされており、生理期間中のさまざまな不調に対して働いてくれる成分としてCBDはぴったりかもしれませんね。
生理痛には自分にあった正しいケアを!
今回の調査で、女性の生理中に特に多い悩みや生理痛の原因、改善方法まで、フェムケアに関して産婦人科医に聞きました。
腹痛をはじめ、腰や頭などの体の痛みやだるさを感じる辛い生理。生理期間中は特に、体を冷やすことは極力避け、子宮周りを中心に内からも外からも温めるよう心がけることで、生理痛の悪化を防ぐことができるようです。
また、体の不調や不快感によりストレスが溜まってしまいますが、できるだけリラックスし、ストレスケアをしてあげることも重要です。
肌への負担や不快感を軽減してくれるフェムケア商品を活用することも、生理中のストレスの原因を減らすことに繋がるかもしれません。
月に1回、何年も続く生理と付き合っていくために、日々の生活を見直したり、フェムテック・フェムケア商品を取り入れたりして、大切な体を労わっていきましょう。
調査概要
「フェムケア知識とCBD」に関する調査
【調査期間】2022年12月23日~12月25日
【調査方法】インターネット調査
【調査人数】1,005人
【調査対象】産婦人科医
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ
(エボル)
※この記事は2023年04月11日に公開されたものです