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「嬉しい限りです」の意味とは? 目上の人に使える? 例文も紹介

にほんご倶楽部

「嬉しい限りです」はビジネスでよく使われるフレーズ。だからこそ「目上の人やお客様に使って良いのかな?」などと迷う人は少なくないでしょう。そこで本記事では「嬉しい限りです」の意味と使い方を解説。また、例文や言い換え表現、英語表現も紹介します。

「嬉しい限りです」という言葉は、嬉しい気持ちを表現したい時に使える言い回し。

ビジネスシーンでよく使われるため、使い方を知っておくと仕事のコミュニケーションがより円滑に進むでしょう。

そこでこの記事では、「嬉しい限りです」の意味と使い方を解説。例文や言い換え表現、英語表現も併せて紹介するので、参考にしてみてください。

「嬉しい限りです」の意味とは?

「嬉しい限りです」の「限り」にはどのような意味があるのでしょうか。辞書で調べてみましょう。

限り(かぎり)

1 時間・空間・数量・程度などの境や限界。また、終わり。最後。「―ある命を生きる」「学問の世界に―はない」「今を―と鳴きしきる蝉 (せみ) 」

(中略)

7 さだめ。きまり。規則。「祭りのほど、―ある公事に添ふこと多く」〈源・葵〉

出典:(『デジタル大辞泉』小学館)

「嬉しい限り」の「限り」は1の「限界」という意味です。この意味に当てはめると、「嬉しい限りです」はこの上ない喜びを伝える言葉といえます。

「嬉しい限りです」の使い方(例文つき)

続いて、「嬉しい限りです」の使い方を確認しましょう。

基本の使い方

「嬉しい限りです」は、目上の人やお客様から褒められた時、喜びを表現するのに使えます。

例えば、自身の仕事ぶりや自社サービス、商品を褒められた時などです。また、重要な役職に選ばれたり、イベント・プロジェクトで評価されたりした時にも使えます。

「嬉しい限りです」と喜びを伝えると同時に、「精一杯頑張りますのでご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします」などと今後も努力していきたい旨を添えると、熱意が伝わり好印象でしょう。

例文

・「このたびは部署のリーダーに推薦していただき、嬉しい限りです。役目を全うできるよう精進いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします」

・「お褒めの言葉をありがとうございます。お役に立てて嬉しい限りです

また、「嬉しい限りです」は自社の製品やサービスを利用してくれているお客様や取引先に対しても使えます。

併せて、普段から使ってもらっていることへの感謝や今後のサービス改善への意気込みなどを述べると、より真心が伝わるでしょう。

例文

・「いつも弊社製品をご愛用いただきありがとうございます。社員一同嬉しい限りです

・「弊社サービスに関するアンケートへのご回答、ありがとうございます。お褒めの言葉をいただき嬉しい限りです。今後もより良いサービスにして参りますので、どうぞよろしくお願い申し上げます」

電話における使い方

「嬉しい限りです」は、一般に話し言葉(口語体)とされています。

そのため、電話ではそのまま「嬉しい限りです」を使って問題ないでしょう。

メールにおける使い方

前述したように、「嬉しい限りです」は話し言葉であり、対面での会話や電話口で使えるフレーズとされています。

そのため、書き言葉が基本のメールでは使わない方が無難。フラットな関係であればメールでも話し言葉を使う場合がありますが、相手によっては適切ではないと判断される可能性もあります。

メールや手紙では、「喜ばしい限りでございます」など、書き言葉として使える表現に変えましょう。

なお、「嬉しい限りです」の言い換え表現は記事の後半でも紹介しているのでチェックしてみてください。

▶次のページでは、「嬉しい限りです」を使う時の注意点を解説します。

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