「嬉しい限りです」の意味とは? 目上の人に使える? 例文も紹介
「嬉しい限りです」の言い換え表現(例文つき)
ここからは、「嬉しい限りです」の言い換え表現を紹介します。
(1)「光栄です」
「光栄」とは、名誉に思うことを意味します。重要な役割に抜擢されたり業績を褒められたりして嬉しい時に使える表現です。
「自分にとって身に余るような名誉である」といった謙遜のニュアンスもあります。
例文
・「このたびは最優秀賞に選んでいただき、大変光栄です」
・「お褒めにあずかり光栄です」
(2)「感無量です」
「感無量」とは「はかり知れないほど深く身に染みる喜び」「なんとも表現できないほどの感動」を意味する言葉。
嬉しさで胸がいっぱいになるほど強い気持ちを抱いた時に、「感無量です」が使えます。
「光栄です」が自分への評価について誇らしく思うニュアンスを持つのに対し、「感無量です」は深く感動している心情を表します。
・「尊敬している○○社長にお会いできて、感無量です」
・「チームの頑張りがこのような形で報われ、感無量です」
(2)「喜ばしい限りです」
「嬉しい限りです」と同じニュアンスを持つ言葉として「喜ばしい限りです」があります。
より丁寧にしたい時は「喜ばしい限りでございます」と表現しましょう。
・「弊社製品にご満足いただけているとのこと、喜ばしい限りでございます」
・「このたびはMVPの受賞、おめでとうございます。近くで見ていた私としても、喜ばしい限りです」
「嬉しい限りです」の英語表現
「嬉しい限りです」は英語に直訳することはできません。
しかし、「嬉しい限りです」が「嬉しいです」の強調表現であることを考えると、「嬉しい」という意味の「happy」「glad」などを使って以下のように表現できます。
・「I am very happy to be praised(褒めていただき嬉しい限りです)」
・「I am extremely glad to see you(お会いできて嬉しい限りです)」
「嬉しい限りです」は深い喜びを伝える言葉
「嬉しい限りです」は、自分が感じている深い喜びを相手に伝えられる言葉。
ビジネスシーンでは、上司から褒められた時や重要な役職に抜擢された時などに使えます。相手からの評価や与えられた立場へ感謝すると同時に、嬉しい気持ちを表現できるでしょう。
ただし「嬉しい限りです」は口語表現とされているため、かしこまったメールや手紙では使わない方が無難です。基本的には対面や電話で使うことをおすすめします。
メールや手紙では、本記事で紹介した「喜ばしい限りです」や「光栄です」などの言い換え表現を使ってみてください。
「嬉しい限りです」はよく使われるフレーズなので、使う時の注意点を知った上で、シーンに合わせて適切な表現を使っていきましょう。
(にほんご倶楽部)
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※この記事は2023年04月10日に公開されたものです