「良かったです」は正しい敬語? ビジネスシーンでの丁寧な言い換え表現
「良かったです」を目上の人や取引先に使うのは敬語として正しいのでしょうか? また、どのように言い換えるのが適切なのでしょう。この記事では「良かったです」の丁寧な表現について考えていきます。
「良かったです」という言い回しは、日常生活でよく耳にしますよね。
しかし、ビジネスシーンで目上の人や上司、取引先に対して使うのは正しいのでしょうか?
この記事では「良かったです」が敬語なのかについて解説し、ビジネスシーンで使える丁寧な言い換え表現もあわせて紹介します。
「良かったです」は敬語として使える?
「良かったです」は「良かった」に丁寧語の「です」を合わせた敬語であり、ビジネスシーンで使っても問題ありません。
ただし、目上の人や上司、取引先などに対して使うには口語的であり、やや砕けた表現ともいえます。特に、メールや手紙などで使う場合にはラフな印象を与えかねません。
そのため目上の人や取引先に対しては、より丁寧な表現に言い換えるのがベターでしょう。
「良かったです」の丁寧な表現とは?
「良かったです」は敬語表現ですが、目上の人や取引先に対して使うには、くだけた印象になる場合もあります。
より丁寧な表現にしたい時は、シーンに応じて以下のように言い換えられるでしょう。
(1)「よろしかったです」
「良かった」という表現をさらに丁寧な「よろしかった」に変換して、「よろしかったです」言い換えることができます。
目上の人に何か良いことがあった時、一緒に喜んでいるニュアンスを込めて「よろしかったですね」と使えるでしょう。
(2)「よろしゅうございます」
「良かったです」を最上級に丁寧にした「よろしゅうございます」という言い回しもあります。
ただし、現代の言葉遣いとしてはややなじみが薄く、相手によっては違和感を与えてしまう可能性があるでしょう。
前後の文脈的に言い換えが可能であれば、そちらを採用する方が良いかもしれません。
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