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【Ep.8】一番の素を引き出す方法

#ドラ恋10考察

瑞姫

2022年11月から配信がスタートしたABEMAの『恋愛ドラマな恋がしたい in NEW YORK』。“恋愛ドラマの共演をきっかけに恋は生まれるのか?”をテーマに、若手俳優と女優がキスシーンのある恋愛ドラマの撮影をしながらその恋模様も追いかけるリアリティ番組です。今回は、恋愛コラムなどの執筆を手掛けるライターの瑞姫さんが、毎週の配信話を追いながらガチ考察します!

(C)AbemaTV, Inc.

前回は以前から友人関係にあった実憂さん×翔大さんペアが第四話『幸せの花束を』の撮影に挑む様子を放送。キスシーン後に“ドラ恋マジック”によって、カットがかかっても初めて現実に戻らなかったという実憂さんの言葉に注目が集まりました。

今回は第五話のオーディションに挑む様子を放送。これまでとは全く違った形式で主演のペアを決めることになります。

意中の相手とのペアで挑む、新しい形式のオーディション

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第五話の主題歌はCharaの『A・O・U』。デリバリー配達員の男性が、配達先で出会った女性と恋に落ちる、偶然の出会いから始まる物語。

つらい境遇に置かれ、涙にくれている女性に恋した男性がその女性をニューヨークに連れ出して、二人で幸せな時間を過ごし、笑顔を取り戻していくというラブストーリーです。

今回は女性からペアになりたい男性を指名する方式となり、これまで一度も主演を獲っていない晴香さんが最初に相手を選ぶことに。

晴香さんはこれまでにもペアを組んだ経験のある大翔さんを指名。その後、くじ引きの順番によって、梨里杏さんは思いが通じ合った玲弥さん、実憂さんは第四話の主演で初めてキスシーンが終わっても現実に戻らなかったと話していた翔大さん、クレアさんは気になっていた翔平さんとペアになることが決まります。

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そして、オーディションは、いつものように台本を演じるのではなく、ドラマの内容にちなみ、“ペアで幸せな時間を過ごす様子を撮影して、一つの作品にする「ショートムービー対決」”であることが言い渡されます。

由水先生は、「どこに行って何をしても構わないので自由に動画を撮ってきてください」と指示。「いかに相手の素を引き出せるか。それが審査のポイントです」「特に今回のテーマは女性を開放して、彼女の魅力を引き出すこと。これを大切にしてください」とアドバイスします。

ペアで自由に撮影・編集をしたショートムービーで主演を決める、今までにないオーディション形式がどう影響するのか……見ているこちらもワクワクです。

ドラマのように取り戻す、晴香さんの笑顔

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それぞれが撮影に向かった後、大翔さんは最初に自分を選んでくれた晴香さんに「マジでありがとう」「俺にっこにこだったと思う」感謝を伝え、晴香さんも大翔さんを選んだ際に笑顔で応えてくれたことが嬉しかったと話します。

新しい環境に上手く慣れることができず、涙していたこともあった晴香さん。NYに来てもずっと部屋に閉じこもっていることが多かったそうで、今回のショートムービーではその嘘偽りの無い自信をドラマの主人公と重ねるように撮影できたらと考えたよう。

撮影は、公園での四つ葉のクローバー探しから始めることに。「こんなところに来ても内向的な自分を撮れたら、その対比で大翔君のプランで外に出る自分を出せるかなって思って」と晴香さんが提案した様子。

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大翔さんもその提案に同意し、「最後には俺が頑張って、晴香の“晴香”な部分を出す」と宣言。四つ葉のクローバー探しから始まり、NYを一望できるような景色が広がる場所に連れ出したり、欲しいと言っていた“I LOVE NY”のアイテムをプレゼントしたりと、晴香さんをリードし、楽しませます。

撮影が進む中で、どんどんと笑顔が増え、キラキラとした表情になっていく晴香さん。「今日が一番楽しかった」「本当に一番楽しかった」と幸せをにじませており、その心の変化には思わず胸を撫で下ろして安心させられます。

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自身も意識していた実憂さんに思いが届かなかったり、主演が獲れなかったりと落ち込むことも少なくないであろう大翔さんですが、そんな姿を全く感じさせず、“晴香さんを笑顔にしよう”と動く姿は、本当にすてきでした。

積極的になるメンバーにドキドキ

女性メンバー全員が、気になっている相手と組むことが出来たように思う今回のペア決め。

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放送では実憂さんが翔大さんに「昨日が幸せすぎて、あれを超えれるのかっていう」と、ペア決めで再び翔大さんを選んだ理由について、自分の素直な気持ちを打ち明けたり、クレアさんが翔平さんに「私はくじ引きで4番だったけど、1番を選んでも翔平を選んでたよ」「(私が選ぶって)もう知ってた?」と伝えたりと、メンバーそれぞれが積極的に自分の気持ちを伝える様子が見られ、その真っ直ぐな姿に思わずドキドキ。

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さらに、玲弥さんは梨里杏さんに「手、出してもらっていい?」と言い、自ら手を繋いでまるでカップルのようにデートをしたりと、動き出した恋から目が離せませんでした。

同日の夜には、それぞれが作った作品をみんなの前で上映。

クレアさん×翔平さんペアは『A・O・U』の曲に沿って“元気にする”をテーマに、塞ぎ込んでいた女性が徐々に心を開いていく様子を描き、最後は結ばれるのか、結ばれないのかと気になる展開のラストに仕上げます。

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一方、実憂さん×翔大さんペアは“ラーメン屋さんから出会う”という、ドラマの偶然に合わせた出会いの場面からストーリーを作り、同じ場所でのそれぞれのカットや二画面での表現方法も生かした工夫が見られる作品に。

また、梨里杏×玲弥さんは“第三者の目を作らず、ドラマ仕立てにしないこと”を意識。空気感や温度感を大切にしたそうで、惹かれ合う二人だからこその素の楽しさが伝わってくるようなショートムービーで、スタジオからも「ラブラブかよ!」「カップルの日常を見せられた感じ」との声が上がっていました。

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選ばれるのはどのペア?

最後に公開されたのが、晴香さん×大翔さんペア。上映する直前に今にも泣き出しそうになる晴香さんの隣で、大翔さんは「今日は今までで一番楽しい一日にしてあげようって、一日かけて晴香を楽しませて、みんなが見てない晴香の顔を見せれたらなっていうのにしたんです」と作品作りへの思いを明かします。

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そして、出来上がった作品は、慣れないNYで塞ぎ込んでしまっていた晴香さんが、大翔さんとのデートで心から楽しいと感じ、笑顔になっていく“ありのまま”を写した、晴香さんの魅力を存分に感じるショートムービー。

大翔が画面にあまり登場せず、晴香さんの表情の変化にスポットを当てて描いた一日は、とてもすてきなものでした。

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第五話のオーディションの結果は、次回の放送に持ち越し。

どのショートムービーもとってもすてきでしたが、一番“素”の部分が出ており、これまでなかなか見られなかった晴香さんの心からの笑顔や「一番楽しかった」という言葉を引き出した、晴香さん×大翔さんペアの作品は本当に最高だったので、個人的には一番推しです!

ドラ恋も終盤戦。恋の行方もオーディションの結果も気になるところです。

(瑞姫)

※この記事は2023年01月02日に公開されたものです

瑞姫

フリーランスの取材・インタビューライター、コラムニスト。主にエンタメ、トレンド、グルメ、ビジネスカテゴリで活動中。

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