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全然かまってくれない! 仕事が忙しい彼とうまく付き合う方法

#お仕事ハック

ヨダエリ(コラムニスト)

仕事で大成功を成し遂げたいとか、そんな大それた野望はないけど、なんとなくうまくやりたい。いつもの働き方を小さくアップデートする「お仕事ハック」を紹介します。

今回のお仕事ハックは「仕事人間な彼が嫌」とのお悩みについて、コラムニストのヨダエリさんがアドバイス。

「仕事人間」な彼が嫌……

付き合っている彼が、ここ最近とにかく仕事が忙しいらしく平日はほとんど連絡が取れません。ほぼ毎日終電帰りみたいで、土日も仕事が溜まっているからと言って会えない時があります。私も彼に「無理して会わなくて大丈夫だよ」とは言っているものの、正直寂しいです。このまま彼が仕事人間になっていくのが嫌なのですが、私にできることはありますか?(27歳/医療事務職)

彼が仕事で忙しい。男女がすれ違う理由TOP3に入るかも、と思うくらい永遠不変の問題ですね。

私も27の時、仕事のことで頭がいっぱいの彼氏との距離感の取り方に苦労しました。そんな経験や年の功や電話相談などを通じてさまざまな男女を見てきた経験から助言させてください。

あなたからすると彼は頑張りすぎに見えるでしょう。実際そうかもしれません。

ただ、彼は今が頑張り時です。あなたと同年代か少し年上だと想定すると、この時期にどれだけの努力をしたか、経験を積んだか、自信をつけたかが、今後の稼ぎにも人生にも大きく影響を与えるからです。

それは女性も同じでは? と思うかもしれませんが、同じではないです。

子どもを産むのは女性なので、男性は経済面で支える必要が生じやすい。専業主婦と違って、専業主夫はまだまだ偏見を持たれやすい。また多くの女性は、自分より稼ぐ男性を求めがち。……などなどの現状から、男性は仕事の一線から引くという選択肢を選びにくい。つまり、女性と比べて“認められている生き方”の選択肢が少ないのです。

彼はおそらくこの先定年まで、フルで働き続ける覚悟があるでしょう。結婚して子どもを育てられるくらいには稼げるようになりたい、という望みもあるかもしれません。

その結婚相手として、あなたのことを考えているかもしれないとしたら、仕事のしすぎを責められなくなってきませんか?

現実的には、共働きすれば、そこまで働かなくても生活できるでしょう。それでも、今めいっぱい頑張ることには意味があります。彼にとって仕事は人生においてどれくらい重要で、プライベートとの比率はどれくらいだと幸せか、要は好ましいワーク・ライフバランスを見極めるための貴重な経験になるからです。

彼が今のような働き方をずっと続けることはできません(体力的に無理)。どこかのタイミングで、気持ちが折れるなり、やりきったと感じるなり、何らかの転機が訪れます。「俺はこのままバリバリ働く!」となる可能性もありますが、それは彼がやるだけやってみないと分かりません。

今あなたにできることは、彼を広い心で見守ってあげること。彼が連絡してきた時には柔らかく受け止め、話を聞き、応援してあげましょう。

そして、彼と会えない時間は、友達と会ったり趣味に没頭したり資格を取る勉強をするなりして、自由に楽しみましょう! 男性からすると、常に連絡を待っている彼女からは逃げたくなりますが、自分と離れている時も楽しそうにしている彼女のことはつかまえておきたくなるものです。

彼が仕事人間になるのは嫌だけど、仕事を頑張らない人になるのも嫌ですよね? 仕事で疲れていても一番楽で心地良く、エネルギーが充電される存在になれば、彼はあなたを今後の人生でちゃんと大切にしてくれます。今は仕方ない、とデンと構えていきましょう!(あなたにとって彼がかけがえのない人であるならば!)

Point.

・多くの男性は、定年になるまでフルで働き続ける覚悟を持っている
・頑張れる時に頑張ることが今後の人生を決め、好ましいワーク・ライフバランスを知る機会になる
・ずっと仕事人間でいることはないので、今は広い心で彼を見守り応援してあげよう
・彼のエネルギーが充電される女性になれば、あなたは彼にとってかけがえのない存在に

(文:ヨダエリ、イラスト:黒猫まな子)

※この記事は2022年12月13日に公開されたものです

ヨダエリ(コラムニスト) (コラムニスト)

コラムニスト/恋愛アナリスト。慶應義塾大学文学部卒業後、PR会社勤務を経てフリーに。思春期はドイツ在住。メトロセクシャルについて分析したコラムが『AERA』『anan』など多数の媒体で話題になると同時に、携帯サイトで連載していた恋愛相談コラムが口コミで人気に。現在は新聞・雑誌・ウェブでライフスタイルやトレンド、男女の心理にまつわる記事を執筆するかたわら、エキサイトお悩み相談室で電話相談も実施。著書に「その恋、今のままではもったいない!」(情報センター出版局)「今度こそ『信じられる人』と恋愛する本」(すばる舎)など。

●ブログ「cafe dayorin」
https://ameblo.jp/dayorin/

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