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女性の体の悩みを網羅する「Femtech Tokyo」にアラサー女子が参戦してみた

【特集】わたしのココロとカラダの話。

生理やセックス、妊娠・出産、更年期など、ライフステージによって変わる女性の体の悩み。そんな悩める女性の課題解決を目指すフェムテック・フェムケア企業が一堂に会するイベント「Femtech Tokyo」が2022年10月20日~22日の3日間、東京ビックサイトにて開催されました。

フェムテックとは、女性のライフステージにおける「生理・月経」「妊活・妊よう性」「妊娠期・産後」「プレ更年期・更年期」などのさまざまな課題を解決できる製品やサービスのことを指します。2025年までに5兆円規模の市場になると言われており、今注目されている分野の一つです。

すでに来年の開催も決まっている「Femtech Tokyo」にマイナビウーマン編集部が潜入。いったいどんなイベントなのかをご紹介します! 今回は行けなかったけど、興味はある……という方は、次回の参考にお使いくださいね。

第1回目から驚きの盛況ぶり

会場となる東京ビックサイトは、ゆりかもめ「東京ビックサイト駅」とりんかい線「国際展示場駅」から徒歩圏内にある国内最大級の国際展示場です。東京や横浜などの主要都市からのバスも出ており、アクセスしやすい立地なのも特徴です。

手続きを済ませて、いよいよ会場内へ。入場してまず驚いたのは出展数の多さと、お客様の多さ。第1回目の開催とは思えない盛況ぶりに、改めてフェムテック市場への関心の高まりを身に染みて感じました。

ライフステージによって分けられた5つのエリア

会場内は、「生理・月経ゾーン」「妊活・妊よう性ゾーン」「妊娠期・産後ゾーン」「プレ更年期・更年期ゾーン」「すべての女性向けゾーン」と、ライフステージに沿った5つのエリアに分かれて展示されていました。ブース数が多いため、会場内で迷子になってしまいそう……と心配でしたが、各ブースに出展番号とエリア名が記載されていたので、広い会場でもどこにいるか分かる仕様となっています。

女性特有の悩みを和らげるアイテムが集結

「生理・月経ゾーン」には、吸水ショーツ、月経カップなどを扱うメーカーはもちろん、憂うつ期間を快適に過ごすための温活アイテムを展開する企業やオンラインピル処方のサービスを運営する企業など、“生理・月経”をテーマに多くの企業が出展していました。

グンゼ「【cherish moon】吸水型サニタリーショーツ」

なかでも筆者が気になったのは、インナーウェアやレッグウェアなどを取り扱うグンゼから発売されている「【cherish moon】吸水型サニタリーショーツ」。総レースで女性らしいデザインの吸水ショーツは、普通の日用と多い日用の2種類展開で、カラーも豊富なのが魅力的な製品です。

個人的にこのアイテムを気に入ったポイントは、ブラとセットアップで楽しめるという点。機能性やデザイン性が高い吸水ショーツはたくさんありますが、なかなかセットアップで楽しめるものは少ないように感じます。その中で、この製品はブラ、ショーツ含め、総レースで見た目もかわいらしく、機能性も申し分なし。生理中もかわいい下着で気分を上げたい、という方にはおすすめのアイテムとなっています。

hanamisui「レインボー23」

続いて向かったのは「すべての女性向けゾーン」。ここには、今話題のデリケートゾーン専用ソープや、膣トレ・セルフプレジャーアイテム、さらにはコンドームや潤滑油など、女性の体に寄り添った製品を扱う企業が出展していました。

特に筆者の目を惹いたのは、カラフルな膣ケアアイテムが並んだ「hanamisui」のブース。色とりどりのパッケージに包まれた「レインボー23」は、味や香りがついたアプリケータ型の潤滑油です。パートナーとのセックス時に濡れにくくて悩んでいる人や、香りによって気分を変えて楽しみたい人におすすめのアイテムなのだとか。

個室トイレで生理用ナプキンを配布するサービス「OiTr(オイテル)」

会場内には、製品の展示・販売の他にも、女性がより暮らしやすくなるサービスを提供する企業も出展しているので、まだ知らないサービスを学ぶ機会にもなりました。

すべての人が楽しめるイベント「Femtech Tokyo」

体の悩みや性の悩みは同性同士でも相談しづらいものですよね。しかし、「Femtech Tokyo」を通して、自分の体を理解することで、もっと気軽に相談し合える社会に変わっていくのでは、と感じました。

本記事を読んで、展示会ということは、企業向けなんじゃないの? と思った人もいると思いますが、会場では気になる商品を購入することもできるので、一般の方も楽しめるイベントとなっています。この記事を読んで、少しでも気になった方は、来年2023年10月5日~7日に開催される「第2回Femtech Tokyo」に参加してみてはいかがでしょうか。

(取材・文:鈴木麻葉/マイナビウーマン編集部)

※この記事は2022年10月28日に公開されたものです

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