【難読】“のし”じゃない?「乃至」の正しい読み方
本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?
社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。
今回考えるのは「乃至」の読み方です。
“のし”じゃないの? と思った方は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。
「乃至」の読み方は?
「乃」は、乃木坂と読むので“の”という読み方は知っている人も多いでしょう。「至」は、“いた(る)”以外に、夏至、冬至と読むので、“し”と読むのは知っている人もいますよね。では、二つを合わせて“のし”と読むのでしょうか。
気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“ないし”と読みます。
「乃至」の意味と使い方
『デジタル大辞泉』によれば、「乃至」の意味は以下のように解説されています。
ない‐し【×乃至】
[接]1 あるいは。または。「電話―手紙で知らせる」
2 数量などの上下・前後の限界を示して、その中間を省略するときに用いる語。「三年―五年かかる」
あるいは、またはの他に、~から~まで、という意味合いで使われる言葉です。「この資料は、明日ないし明後日までに提出をお願いします」なんて使うのですが、聞いたことはないでしょうか。
読めない漢字はきっとまだまだたくさん
あなたは「乃至」を正しく読むことはできましたか?
きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。「乃至」は、あるいはというニュアンスで使っていた人が多いかもしれませんが、~から~までという意味もあるんですね。
漢字は知らなかったけれど「実は聞いたことがあった」という人、結構いるのではないでしょうか。他にも、聞き慣れている言葉の漢字表記を調べてみたら、意外な漢字が使われている言葉があるかもしれませんね。
(ななしまもえ)
※この記事は2022年03月31日に公開されたものです