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【難読】“あせがお”じゃない! 「汗顔」の正しい読み方

ななしまもえ(芸術系ライター)

本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?

社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。

今回考えるのは「汗顔」の読み方です。

“あせがお”じゃないの? と思った方は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。

「汗顔」の読み方は?

「汗顔」は、そのまま読むと“あせがお”、“あせがん”ですよね。しかし、そんな読み方はしませんよ。

気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“かんがん”と読みます。

「汗顔」の意味と使い方

『デジタル大辞泉』によれば、「汗顔」の意味は以下のように解説されています。

かん‐がん【汗顔】
[名・形動]顔に汗をかくほど恥ずかしく感じること。また、そのさま。赤面。「―の至り」
「実に―な事だらけで、何とも言訳の為 (し) ようもないが」〈逍遥・当世書生気質〉

顔に汗をかくほど、とても恥ずかしく感じることという意味合いの言葉です。文字どおり、顔に汗をかいている様子を表す言葉でしたね。

読めない漢字はきっとまだまだたくさん

あなたは「汗顔」を正しく読むことはできましたか?

きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。読めそうなのに、意外とすんなり読めない言葉だったのではないでしょうか。

恥ずかしい限りという意味で、「汗顔の至り」と使ったりします。日常会話では使う機会はないかもしれませんが、ビジネスシーンで自分の失敗や間違いに対する恥ずかしい気持ちを伝え、謝罪する際などに使われるそうです。いざというときのために、覚えておいて損はないですね!

(ななしまもえ)

※この記事は2022年03月28日に公開されたものです

ななしまもえ(芸術系ライター)

漢字の形の美しさに惚れ込む元ダンサー。漢字はダンスで表現できると信じている。サッカー好きで一時はレッズの追っかけをした経験もあり。おっとりしているが、サッカーの話になると早口で熱くなる。3代続く正真正銘の湘南ガール。

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