お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

【難読】なんて読む?「耽溺」の正しい読み方

ななしまもえ(芸術系ライター)

本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?

社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。

今回考えるのは「耽溺」の読み方です。

一体なんて読むの? と思った方は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。

「耽溺」の読み方は?

「耽」は、なかなか見慣れない漢字かもしれませんが、夢中になるといった意味合いの漢字です。「溺」は、溺れるという読み方はわかる人も多いでしょう。では、この二つを合わせてなんと読むのでしょうか。

気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“たんでき”と読みます。

「耽溺」の意味と使い方

『デジタル大辞泉』によれば、「耽溺」の意味は以下のように解説されています。

たん‐でき【×耽溺/×酖溺】
[名](スル)一つのことに夢中になって、他を顧みないこと。多く不健全な遊びにおぼれることにいう。「酒色に―する」

あることに夢中になって、それ以外のことを顧みなかったり、判断力を失ってしまったりするという意味合いの言葉です。読み方は難しいですが、“たんでき”と読むんですね。

読めない漢字はきっとまだまだたくさん

あなたは「耽溺」を正しく読むことはできましたか?

きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。「耽溺」という言葉は、夢中になる対象が酒やギャンブル、色事、薬物など好ましくないものが多いため、否定的なニュアンスで使われます。

なかなか馴染みがないですが、普段の会話などではあまり使われることがなく、論文のような専門性の高い文章や文芸作品などで使われることの多い言葉です。目にする機会があったら、次からはしっかり読めますね!

(ななしまもえ)

※この記事は2022年03月13日に公開されたものです

ななしまもえ(芸術系ライター)

漢字の形の美しさに惚れ込む元ダンサー。漢字はダンスで表現できると信じている。サッカー好きで一時はレッズの追っかけをした経験もあり。おっとりしているが、サッカーの話になると早口で熱くなる。3代続く正真正銘の湘南ガール。

この著者の記事一覧 

SHARE