【No.22】仕事・育児・美容……全部楽しむマーケターの場合
いつも輝くあの人は、仕事でどんなバッグを使っているんだろう? バッグとその中身は、仕事への姿勢や価値観を映す鏡。企業で働くマイナビウーマン世代の女性をインタビューし、彼女たちの仕事バッグをのぞく連載です。
取材・文:ミクニシオリ
撮影:三浦晃一
編集:照井絵梨奈/マイナビウーマン編集部
「仕事中でも好きな服を着て、自分のテンションを上げたい」。そう語ってくれたのは、キリンビバレッジ株式会社 マーケティング部で働く二宮倫子さん。
淡い色合いが好きという彼女。お気に入りのニットに合う、くすみカラーのバッグで登場してくれた。
二宮 倫子さん
営業担当を経て、 2013 年よりマーケティング部 ブランド担当。現在は「KIRIN×FANCL」ブランドを担当。2018年には発売90周年を迎えた「キリンレモン」のリニューアルを担当し、当初目標(360万箱)の7割増である600万箱の販売を達成。育休中にヘルスサイエンス領域に興味を持ったこともあり、現職に。女性・若年向けのブランディングが得意。
STELLA McCARTNEYの大きめトートバッグは、エコレザー製で雨や汚れにも強いのがお気に入りポイントとのこと。
「結婚していて子どもにも恵まれ、今は子育てと仕事の両立に奮闘中です。ステラのバッグは、もともと夫がマザーズバッグとしてプレゼントしてくれたもの。汚れにくいので子どもとのお出かけでもよく使うのですが、雨の日に子どもを抱えながら傘をさす時も気にならないので助かっています」
PCもすっぽりの大きめサイズで、子どものための荷物もたくさん入るバッグ。オンオフ問わず二宮さんを助けてくれているのだそう。
●バッグの中身
1 エコバッグ(AliExpressで購入)
2 無印良品のコスメ・サプリポーチ
3 CELINEの財布
4 私用のiPhone 12 Pro
5 社用のiPhone7
6 AirPods Pro
7 Apple Watch
8 DELFONICSのペンケース
9 gelato piqueのコスメポーチ
10 キリン×ファンケル デイリーアミノウォーター
11 ノート3冊
お気に入りの物を常に持ち歩くことが、自分のご機嫌にもつながっているという二宮さん。バッグの中身は常に多めだけど、くすみカラーで統一されていて、見ているだけでちょっぴり癒やされちゃう。
まず気になったのは、たくさんのノート。仕事ではPCを使うことがほとんどだそうだが、自分のアイデアをまとめたり、中長期的なスケジュール管理は手帳やノートでアナログ管理したりしている。
「スケジュール管理はPC上でもしているのですが、子どもが習い事をしていたりするので、仕事とプライベートのスケジュールの兼ね合いを俯瞰するために『クリエイターズダイアリー』という横軸が見やすい手帳を使っています。
文房具が好きなので、好きなペンで文字を書くことが自分の息抜きにもなっていますね。常に気持ちの余裕がほしいので、自分がご機嫌になれるものは重たくても持っていたい。だから、ノートとペンケースも手放せません。黒いペンってなんだか重く考えすぎちゃう気がするので、茶色やグレーなど優しい色合いを使うことが多いです」
ペンケースの中には、文字用のブラウンカラーのペンだけでなく、クレヨンのような優しい書き心地が特徴の『パスタ』というグラフィックマーカーがたくさん。メモを取る時にも自分の好きな色合いでテンションを上げたいという二宮さん、自分のご機嫌を自分で取るのがうまそうだ。
手帳の次に大事だというノートの中にも、担当する商品に関するメモがびっしり書き込んであった。いつでも見返せるように、使い終わったノートもしばらく持ち歩くんだとか。
「もともと美容と健康に興味関心が強かったこともあり、ここ数年は健康カテゴリの飲料を担当しています。現在はFANCLさんとのコラボブランドを担当しており、直近では『キリン×ファンケル デイリーアミノウォーター』の開発を行いました。お客様の声を聞いたり、研究所の担当者と話した時に得た気づきをノートにメモしたりしています」
健康チームで美容や健康に関わる商品開発に携わっている二宮さん。今ではすっかり「健康オタク」になってしまったんだとか。
そんな二宮さんのポーチの中には、二宮さんの忙しい日々を助けているというサプリメントもずらり。持ち歩く飲み物も、担当する「デイリーアミノウォーター」だ。
「毎日たくさんのサプリメントを飲むので、曜日ごとにピルケースで管理しています。鉄や亜鉛など、女性が不足しがちな栄養は積極的にFANCLのサプリメントで補助しています。毎日サプリメントを続けられているということが、こころの安定にも繋がっているように思いますね。
あと、忙しい日はやっぱり『デイリーアミノウォーター』が手放せません。アミノ酸って、体内で常に使われ続けている成分なので、日常的に摂っておくことが大切。気づいたらこまめに飲むようにしています。アミノ酸飲料と聞くとスポーツシーン向けのイメージが強いかもしれませんが、これはパッケージもシンプルなので、日常生活でも手に取りやすいと思います」
パートナーと協力しながら子育てに取り組み、仕事も頑張っている二宮さん。今日も、仕事終わりはお子さんのお迎えがあるのだそう。かわいい盛りのお子さんに抱っこをねだられても、持ち手の大きいこのバッグなら、肩を痛めることもない。
母として、女性として頑張る二宮さんのメンタルと健康を支えるアイテムは、全部彼女にとって必要不可欠なものばかり。「欲張りなので、全部楽しみたいんです」と笑う彼女の笑顔に、強さを感じた。
※この記事は2022年02月21日に公開されたものです