【難読】“にゅうすい”だけじゃない? 「入水」のもう一つの読み方
本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?
社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。
今回考えるのは「入水」の読み方です。
“にゅうすい”でしょ? と思った方は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。
「入水」の読み方は?
「入」は入口、侵入と読むので、“いり”、“にゅう”、「水」は“みず”と“すい”という読み方が一般的ですよね。「入水」は、“にゅうすい”という読み方だけしかないように思いますが、実は違うんです。
気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“じゅすい”とも読みます。
「入水」の意味と使い方
『デジタル大辞泉』によれば、「入水」の意味は以下のように解説されています。
じゅ‐すい【▽入水】
[名](スル)水中に身を投げて自殺すること。みなげ。にゅうすい。「―して果てる」
水に身を投げ自殺すること、という意味合いの言葉になります。“にゅうすい”と読む場合は、水泳などで水に飛び込んだり、水に入るというニュアンスですが、“じゅすい”は、ただ入るのではなく、自殺の目的で水に入るという意味合いになります。
読めない漢字はきっとまだまだたくさん
あなたは「入水」を正しく読むことはできましたか?
きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。漢字から意味を想像しやすい言葉ですが、読み方が変わるだけで意味合いも変わってきますね。
漢字は一緒なのに、読み方が変わると意味も変わってくるなんて、漢字と日本語の難しさを感じます。
(ななしまもえ)
※この記事は2022年02月07日に公開されたものです