【難読】なんて読む? 「反芻」の正しい読み方
本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?
社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。
今回考えるのは「反芻」の読み方です。
“はんなに”? と思った方は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。
「反芻」の読み方は?
「反」は、反対、違反と読むので、“はん”という読み方が一般的ですよね。「芻」はあまり馴染みのない漢字ですが、草刈りや干し草という意味合いの漢字になります。では、二つを合わせてなんと読むのでしょうか。
気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“はんすう”と読みます。
「反芻」の意味と使い方
『デジタル大辞泉』によれば、「反芻」の意味は以下のように解説されています。
はん‐すう【反×芻】
[名](スル)
1 一度飲み下した食物を口の中に戻し、かみなおして再び飲み込むこと。2 繰り返し考え、よく味わうこと。「先生の言葉を―する」
「反芻」の本来の意味は、牛・ヤギ・羊などが一度飲んだ食物を口の中に戻し、かみなおして再び飲み込むという意味合いだったようです。そこから派生して、繰り返し考えたり、味わったりすることという意味合いにもなりました。いまは、こちらのニュアンスで使わることが多いですよね。
読めない漢字はきっとまだまだたくさん
あなたは「反芻」を正しく読むことはできましたか?
きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。聞いたことはある言葉かもしれませんが、漢字だと読めなかった人もいるでしょう。
馴染みのない漢字が使われていますが、漢字の意味や言葉の本来の意味を知ると、なぜその字が使われているのかわかりますね。気になる言葉を調べてみると、意外な気づきがあるかもしれません。
(ななしまもえ)
※この記事は2022年02月03日に公開されたものです