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年齢とともに上がる立場。自信がない人に意識してほしい4つのこと

#お仕事ハック

ヨダエリ(コラムニスト)

仕事で大成功を成し遂げたいとか、そんな大それた野望はないけど、なんとなくうまくやりたい。いつもの働き方を小さくアップデートする「お仕事ハック」を紹介します。

今回のお仕事ハックは「年齢とともに上がる立場がつらい」とのお悩みについて、コラムニストのヨダエリさんがアドバイス。

年齢とともに上がる立場がつらい

自分は人の上に立って引っ張っていく能力などないと思っているのですが、年齢的にリーダーをやることが多くなって困っています。何かアドバイスがあれば知りたいです。(30代/技術職)

自分はリーダーに向いているか、いないか。

私も含め、正しい判断ができている人って、あまりいないと思います。リーダーの役割が好きか嫌いか、というのはあっても。

なぜそうなるかというと、好きか嫌いかは本人が感じることですが、向いているかどうかは周りが判断することだからですね。

例えば、自分で会社を立ち上げる人などは一見リーダー向きのようですが、実は人の下で働くのが嫌い・もしくは苦手なだけというケースも多く、人を引っ張っていくのが得意かどうかはまた別問題だったりします。

ということは、逆もまたしかり。自分は人に指示されて働くのが楽だな、と思っている人が、いざリーダーをやってみたら、意外に周りから評判がいい、なんてことは普通にあります。

つまり、「自分は人の上に立って引っ張っていく能力などない」と思っているあなたが、実はリーダーに向いている可能性だってある! ということ。

なので、まずはフラットな気持ちでリーダーの仕事に向き合ってみてはどうでしょう。

そのために心がけるべきこと。いろいろあると思いますが、まずは、一人ひとりと話をすることをおすすめします。

話をすることで、この人はどんな性格で、仕事をどんな風に進めたい人か、などを感じ取ることができるからです。

話すのは常にマンツーマンでなくても大丈夫。例えば、週に数回、チーム全体で30分の定例ミーティングを行い、各々の業務の進捗状況を聞く。「Aさん今何やってます?」「Bさんはどんな状況ですか?」といった具合に。

時には、誰かが問題や不満を抱えているケースもあるでしょう。でも、それを聞いてあげることこそリーダーの役目。話を聞いて、自分の悩みを一緒に考えてくれる人を、人は信頼します。

特に今は、人前に立って旗を振るだけでなく、一人ひとりの気持ちに寄り添うリーダーが求められていると私は思います。

余談ですが、今話題のボーイズグループBE:FIRST(ビーファースト) を生んだオーディション『THE FIRST」は青春群像ドキュメンタリーとして秀逸ですが、主催したSKY-HIこと日高光啓さんの行動スタイルが現代のリーダー像としてかなり参考になるという点でも、おすすめです。You Tubeで全話配信されています。

リーダーとして頑張ってみて、「向いていない」「リーダーになるより技術を磨きたい」と感じた時には、上司に相談しましょう。必ずしもリーダーになることだけがキャリアパスではないので、そこは思い詰めず。

でも、自分の知らなかった適性を知る可能性もありますよ!

Point.

・リーダーに向いているかどうかは、やってみないと分からない
・まずは一人ひとりと話をして、性格や仕事の状況を知ろう
・相手の話を聞き、寄り添うのもリーダーの大事な役目
・でもリーダーになることだけがキャリアパスではないことも知っておこう

(文:ヨダエリ、イラスト:黒猫まな子)

※この記事は2021年12月21日に公開されたものです

ヨダエリ(コラムニスト) (コラムニスト)

コラムニスト/恋愛アナリスト。慶應義塾大学文学部卒業後、PR会社勤務を経てフリーに。思春期はドイツ在住。メトロセクシャルについて分析したコラムが『AERA』『anan』など多数の媒体で話題になると同時に、携帯サイトで連載していた恋愛相談コラムが口コミで人気に。現在は新聞・雑誌・ウェブでライフスタイルやトレンド、男女の心理にまつわる記事を執筆するかたわら、エキサイトお悩み相談室で電話相談も実施。著書に「その恋、今のままではもったいない!」(情報センター出版局)「今度こそ『信じられる人』と恋愛する本」(すばる舎)など。

●ブログ「cafe dayorin」
https://ameblo.jp/dayorin/

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