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彼の転勤についていっていい? 恋愛と仕事で揺れた時の選択軸

#お仕事ハック

ヨダエリ

仕事で大成功を成し遂げたいとか、そんな大それた野望はないけど、なんとなくうまくやりたい。いつもの働き方を小さくアップデートする「お仕事ハック」を紹介します。

今回のお仕事ハックは「転職のタイミングを逃した」とのお悩みに、コラムニストのヨダエリさんがアドバイス。

彼氏の転勤についていくか悩んでいる

1年半付き合った彼に転勤の辞令が出て、「一緒に来ない?」と言われました。結婚の約束はまだですが、結婚するなら今の彼だなとは思っています。でも仕事はやっと軌道に乗ったところで、彼について行ったら仕事を辞めることになります……。恋愛と仕事、どこで決断すべきなのか分かりません。(メーカー/30代)

恋愛と仕事。どちらも大切だけど、どちらかを捨てないといけない。一体どうやって決めれば?

……について語る前に、質問です。彼にプロポーズされましたか?

もしされていないなら、「はぁ!?」と、私がドルビーアトモスばりのドデカ音響で彼に物申したいっ。

結婚するかどうかも分からない相手のために、仕事を捨てられるわけないやーーーん! と。

少なくとも今の仕事につくまで、そしてついてからも努力を続け、今後もその仕事をする人生を思い描いてきた人にとっては、いくら相手を好きでもめちゃくちゃ悩むことですよね。

もしかしたら、彼から結婚も含めて考えてほしい的なことを言われた可能性も考えましたが、だとしたらこの文面にはなっていない気がして、念のため確認してみました。もし、「私が悩んでしまい約束できてないだけです……」ということであればスルーしてください、ゴメンナサイ!

要は、彼があなたを人生のパートナーに選ぶ覚悟を決めていないなら、あなたに重大な選択を迫る権利はないし、覚悟を決めているのなら本気で検討する意義がある、と伝えたかったのです。

思っていた道筋じゃなくても、幸せになることってあるので。

例えば、知人のAさん。テレビ番組のADを勤めた後ライターになりましたが、結婚を機にスパッと仕事を辞めて専業主婦へ。その後、子どもも生まれて幸せそうでした。

また、大手航空会社の数少ない女性総合職として新卒で入社したBさん。男性に混ざって自衛隊訓練の研修も受け、「あいつはスゴイ」と評価されるも、結婚を機に退社し専業主婦へ。

これらは、彼女たちがある意味で「気が済んだ」からこそ、取れた選択かもしれません。やれるだけやった結果、「自分にとって仕事をする人生が絶対ではない」と気付くことになったのでしょう。

一方あなたは、仕事が軌道に乗ってきて、これからというタイミング。全く気が済んでいないでしょうし、そもそも気が済むとか済まないとかではない可能性(つまり今の仕事を何らかの形でずっと続けたい可能性)もありますよね。

じゃあどうすれば……ということで、提案です。「先に赴任してもらって、1年以内に答を出すのはどうか」と彼に伝えてみては?

えっ、それって来てくれない可能性もあるんでしょ、物件選びも結婚するかしないかで変わってくるし、それに慣れない転勤先でひとりっていうのはちょっと……。

……などなどの発言が出てきたら、彼は基本的に人生の舵は自分が取りたい&そんな自分を女性に支えてほしいタイプだということ。

だからダメということではなく、このタイプと(このタイプだからこそ)うまくいく女性もいます。

じゃあ、あなたは? ということなんです。

もちろん、彼が全く違う反応をする可能性もあるでしょう。「分かった」と飲んでくれるかもしれないし、即座に却下されるかもしれません。

いずれにせよ、この質問をすることで、彼がなぜあなたについてきてほしいのか、あなたでないといけないのか、などが見えてくるはず。そして、色々な対話が生まれるはずです。パートナーシップにおいて、何が正しい選択かは誰にも分からない。でも、対話をサボらなければ、後悔は減らせる。私はそう思っています。

これまで多くのカップルの結婚とその先を見てきましたが、言葉足らずと誤解、つまりコミュニケーション不足が破局や離婚の原因になっているケースは本当に多いです。

もう話をする気すら起きない場合は仕方ないですが、今回のケースはそうじゃないので。不安や疑問も含め、ひとりで解釈せず彼に投げかけましょ!

「あなたが大切」という言葉をセットにして伝えれば、そう悪いことにはならないはず。

そして、1年の期限を設けることで、あなたの中で覚悟が決まるかもしれません。人生を左右する決断、焦って決めるよりいいですよね。

自分にとっての一生モノは彼なのか、仕事なのか、両方なのか。きっと見えてくると思いますよ。頑張って!

Point.

・予定していた道筋じゃなくても、幸せになれるケースはある
・彼があなたと結婚したいと明言しているなら、仕事を辞める選択や転勤先で仕事をする選択も含め、本気で検討する意義がある
・お互いにとって悔いのない選択をするために「彼に先に赴任してもらい、自分は1年以内に答を出す」のも一案
・ひとりで解釈せず彼と対話を重ねることで、後悔の少ない選択ができるはず

(文:ヨダエリ、イラスト:黒猫まな子)

※この記事は2026年01月27日に公開されたものです

ヨダエリ (コラムニスト)

コラムニスト/恋愛アナリスト。慶應義塾大学文学部卒業後、PR会社勤務を経てフリーに。思春期はドイツ在住。メトロセクシャルについて分析したコラムが『AERA』『anan』など多数の媒体で話題になると同時に、携帯サイトで連載していた恋愛相談コラムが口コミで人気に。現在は新聞・雑誌・ウェブでライフスタイルやトレンド、男女の心理にまつわる記事を執筆するかたわら、エキサイトお悩み相談室で電話相談も実施。著書に「その恋、今のままではもったいない!」(情報センター出版局)「今度こそ『信じられる人』と恋愛する本」(すばる舎)など。

●ブログ「cafe dayorin」
https://ameblo.jp/dayorin/

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