ブレンドティーとは? 特徴や種類、おすすめの飲み方
ブレンドティーとは、どんなものを指すのかご存じでしょうか。この記事では、ブレンドティーの特徴や種類を解説。また、代表的なブレンドティーについておすすめの飲み方も紹介します。
紅茶にはさまざまな種類があり、それぞれ風味や味わいに特徴があります。
そんな中、特にポピュラーといえるのが「ブレンドティー」ではないでしょうか。
この記事では、ブレンドティーとはどういったものなのか、特徴などを解説します。
また、代表的なブレンドティーの種類とおすすめの飲み方についても紹介するので、参考にしてみてください。
ブレンドティーとは
まずは、ブレンドティーとはどのような紅茶を指すのか見ていきましょう。
ブレンドティーとは「異なる茶葉を組み合わせた紅茶」
ブレンドティーとは、生産地や収穫時期の異なるいくつかの茶葉を組み合わせた紅茶のこと。
ブレンドティーと聞くと、味や香りの特徴が異なる茶葉をブレンドしたものとイメージする人が多いかもしれません。
もちろん、そのようなものもありますが、同じ生産地でも違う農園で収穫した茶葉を組み合わせていれば、それはブレンドティーと呼ばれます。
そのため、「ダージリン」「アッサム」「セイロン」といった商品名で販売されている紅茶も、収穫時期などが異なる茶葉を組み合わせている場合はブレンドティーになるのです。
茶葉をブレンドする理由は品質を安定させるため
紅茶は天候や収穫年度、栽培する地域によって味や香りが異なります。
例えば、同じ「ダージリン」という産地の名前がついた紅茶でも、その年の天候や栽培された農園によって味わいにバラつきがあるのです。
そして、それらの品質を一定に保つのは簡単なことではありません。
ブレンドティーは、このような味わいのバラつきを解消するために、栽培時期や農園が異なる複数の茶葉を組み合わせます。
これによって、1年を通じて安定した品質と味わいの紅茶を提供することが可能になるのです。
フレーバーティーとの違い
フレーバーティーとは、ベースとなる茶葉に花やフルーツ、スパイスなどの香りを人工的につけたものです。
フレーバーティーを紅茶だと思っている人もいるでしょう。ですが、実はベースとなる茶葉に決まりはなく、緑茶や中国茶が使われることもあります。
代表的なフレーバーティーの1つに「アールグレイ」がありますが、これはベースの茶葉にベルガモットの香りをつけたものです。
その他、バラの花の香りをつけた「ローズティー」、りんごの香りをつけた「アップルティー」などもフレーバーティーに分類されます。
一方ブレンドティーは、産地や農園などが異なる茶葉をブレンドしたのみで、人工的に香りをつけてはいません。
つまり、フレーバーティーは茶葉に香りがつけられたもので、ブレンドティーは茶葉そのものを複数組み合わせたものという違いがあります。