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【第5話】父が残した最愛。浮かび上がる新たな容疑者

#最愛考察

やまとなでし子

恋愛・婚活コラムニストのやまとなでし子さんが、TBS金曜ドラマ『最愛』を毎週考察&展開予想するコラムです。かつて心を通わせた梨央と大輝が、殺人事件の重要参考人と刑事として再会を遂げるラブサスペンス。犯人は一体誰なのか!?

※このコラムにはドラマ『最愛』第5話までのネタバレが含まれます。

(c)TBS

第1の殺人で唯一真相を知りながら、亡くなってしまった梨央(吉高由里子)と優(高橋文哉)の父・達雄(光石研)。彼は、優と梨央を守るために「全部、全部私一人がやったことです」と真実とは異なる内容を動画で残していました。

15年ぶりにそのタイムカプセルの蓋が開いた瞬間は、誰もが涙腺大崩壊したのではないでしょうか。父の残した最愛の形。しかし、桑子(佐久間由衣)が指摘していたように、第5話では死体遺棄をほう助した第三者がいる可能性が高まりました。

大輝が死体遺棄に関わっている説

(c)TBS

優が渡辺父(酒匂芳)殺人の容疑で連行される際に、大輝(松下洸平)が言った「(梨央と優)二人が困ったらいつでも駆けつけるって思っとった。何もできんかった。優、今度は必ず力になる」という発言のあまりの熱量にひっかかりました。つまり、力になれず後悔した過去があるということでしょうか。

大輝から見た時、梨央と優は父が突然病死し、それぞれが実母と祖母の元で離れ離れではあるものの頻繁に連絡を取りながら仲良く暮らしていたわけです。

(c)TBS

後に梨央が乱暴をされた可能性に気づく場面があったので、梨央にその感情を抱くことは分かります。しかし、優の上京後は特段大輝と優で連絡を取っていそうな描写はありませんので、優のその後の悲しい顛末については知らないはず。ですので、優にまでそれほどの後悔の念を抱くのは少し疑問を感じます。

15年もの間、「二人を」ここまで心配をし続けるほどの強い気持ちが生まれる出来事となると、浮かぶのはあの事件の日しかありません。

大輝はあの夜寮に戻って来ていた?

(c)TBS

陸上部員だった長嶋(金井成大)から、事件の夜に梨央の父・達雄と思しき叫び声があった話を聞いた時、「それ、警察に話したか?」と、まるで知っていたかのような妙な落ち着きを見せていました。

事件の日、大輝は達雄に駅まで送ってもらい姉の結婚式に向かいましたが、あの日は大雨洪水警報が発令されていたほどの台風の日でした。ですので、どこかで足止めをくらって帰宅していた可能性があります。

例えば、途中で引き返して寮の自室に戻っており、酔い潰れていた長嶋が起きるほどの達雄の叫び声を聞き、駆けつけて死体遺棄のほう助をした。

または、電車に乗ったものの途中で足止めを食らい、会合帰りの達雄にピックアップしてもらい、一緒に帰ってきてあの惨劇を目撃し……なんてこともあるかもしれません。

そして、大好きな梨央と優を守るために達雄と死体遺棄をしたけれど、結局優は動画から事件の顛末を知って現在のような状況になり、第2の殺人まで起きてしまった。「何もできんかった。今度は〜」という言葉にはそんな後悔の念を感じました。皆さんはあそこに何か感じるものはありましたか?

事件の瞬間不在だった“ちょんまげ”

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大輝の事件当日の夜から帰宅するまでの行動、そしていつ渡辺失踪を知ったのかなど、一連の行動が一切描かれていないので、そこに何かが隠されているように感じてなりません。

また、今回は第1の殺人が起こった夜を回想する場面がいくつか出てきましたが、その中に達雄が事件現場に出くわした時間帯の陸上部員の様子を俯瞰した場面もありました。

ほぼ全員が飲みつぶれて床や椅子で寝ている様子が映されていたのですが、その中にちょんまげ藤井(岡山天音)の姿がなかったのです。

奥に一人だけテーブルに隠れて顔が見えない状態で寝ている男がいるのですが、それが藤井ではない場合、藤井が事件の瞬間起きていた=何らかの形で事件に関わっている、またはそもそも飲み会に参加をしていない、ということが考えられます。

加えて、藤井が富山県警に勤めていることが事件への関わりを示す一つのキーのようにも見えます。藤井も死体遺棄、または殺人に関わっている?

藤井と大輝がタッグを組んで警察に就職した説

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藤井と大輝の関係が妙に気になりませんか? 第1話で渡辺の遺体が富山で見つかった際、富山県警にいる藤井と大輝が連絡を取っていましたが、その時に事件に関わる資料を個人的に送るよう藤井に依頼していた大輝。

第2話では、大輝が梨央に聴取したことを、公式な捜査内容としてではなく個人的な感情を含めて伝えていたり、今回警察で捜査される前から警察内の情報を管轄を超えてやりとりしていたような雰囲気もあったりして、二人が死体遺棄に関わっている、または事件の本当の顛末を知っている可能性を感じさせました。

大輝が警察に入ったのは事件を調べて梨央を守るためではなく、その逆で事件が公にならないよう内部から梨央を守るためだったのか……(偶然にも事件を担当することになり、警察側に情報を渡さざるを得ない立場になりましたが)。

例えば、二人が死体遺棄に関わっていたとして、藤井が富山県警に勤めているのは、富山県内の事件速報が一番早く手に入れられる場所で遺棄した死体が見つからないよう監視するため。そして、警察内で大輝とタッグを組んでいた……という可能性もあるかもしれません。

逆に、藤井は殺人、大輝は死体遺棄に関わっており、お互いはその事実を知らずにそれぞれ別の意図で警察に入所。蓋を開けたら、実は“朝宮家を不幸にした殺人犯”と“朝宮家を助けようと死体遺棄をした者”で情報交換をしていた、なんてストーリーも面白いですね。

繋がっていく“2006年9月”

(c)TBS

第1の殺人が起きたのは2006年9月21日。前回判明した、フリーライター橘(田中みな実)が法都大学を休学していたのも2006年9月。そして今回、渡辺父が後藤(及川光博)に渡していた資料の中に、陸上部の集合写真のようなものがありましたが、その裏には「合同合宿 2006年 白山大」の文字が。

これはおそらく白山大と合同合宿を行った相手方大学から入手した写真と思われますが、この相手はもしかして法都大なのではないでしょうか。

そしてこの撮影時期も事件と同じ2006年。橘の休学と現在の真田ウェルネスへの執着の鍵は、この法都大陸上部にあるのかもしれません。もしや橘も陸上部?

助けてスーパーヒーロー加瀬さん!

(c)TBS

梨央を常に助け、支えてきた加瀬(井浦新)。「助けて」という梨央のメッセージに「了解」とつぶやく姿が頼もしすぎて……。優が残していた渡辺父との事件の顛末の動画を確認しながら事件現場で検証し、一瞬何かに気づいたような表情をしていました。

そして、注目したいのは公園の池。公園には大小2つの池がありました。

第1話での渡辺父死亡による警察の現場検証では、どうやら大きな池らしき写真が掲示されており、梨央と渡辺父もそちらの池のそばで話をしていました。

しかし、優と渡辺父が揉み合って落ちた池は、小さな池のように見えるんですよね。もしこの考察が真実なら、渡辺父が小さな池に落ち、その後池から出た後に何かが起きて大きな池に落ちた、ということになります。

これらの検証より、どうにか優が犯人ではないことを立証してほしい!

すでに第5話でこのボリュームと謎の量。次回は何が発覚するのか、ドキドキが止まりません。

(やまとなでし子)

※この記事は2021年11月18日に公開されたものです

やまとなでし子

大和撫子とは対極にいるアラサーJK(女子会社員)。合コン、婚活、過去出会った世にも不思議な男性たちや日常についての備忘録をTwitterとブログで綴っている。

Twitter:@yamatonadeshi5
ブログ:男性見聞録

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