別居婚とは? メリットとデメリット、注意点を解説
結婚して夫婦になったら、一緒に暮らすのが当たり前と思っている人も多いでしょう。しかし最近では、婚姻届を提出しても別々の家で生活することを選ぶ夫婦も。今回は、そんな別居婚についてメリットとデメリットを紹介します。
婚姻届を提出して夫婦になっても、お互いに別々の家で暮らす結婚の形を別居婚といいます。
この記事では、別居婚についてメリットやデメリット、手続きや注意点などを解説。
パートナーと理想的な結婚生活を送るために、別居婚について理解を深めていきましょう。
別居婚とは?
まずは、別居婚とはどんなものなのか、基本的なことを押さえておきましょう。
別居婚とは婚姻届を提出した後も別々に暮らす結婚
別居婚とは、婚姻届を提出した夫婦が、基本的には別の住居で生活する結婚の形です。
法律上は夫婦として認められていますが、共同生活は送っていません。
ただし、別々に暮らしているといっても、不満があって別居を選択する場合だけではないのです。
例えば、単身赴任や実家の都合など、何らかの事情で一時的に別居婚をせざるを得ない場合も。
お互いのライフスタイルや仕事を尊重するために、期間を決めて別居婚をする夫婦もいます。
婚姻届の住所欄は?
婚姻届の住所欄では、その時点で住民登録をしている住所の記載が求められます。
そのため、夫と妻の住所と世帯主が別でも何ら問題はありません。お互いが現在暮らしている家の住所を記載しましょう。
ただし、結婚後の夫婦の新しい本籍地は1ヵ所に決める必要があります。
一般的には、どちらかの実家やどちらかが住む場所を新しい本籍地とする夫婦が多いようです。
別居婚の住民票は?
住民票とは、現住所がどこにあるのかを証明するものです。
そのため、婚姻届を提出した後もお互いに現住所でそれぞれ暮らすのであれば、住民票の変更手続きは不要。
婚姻届の提出時に、必ずしも夫婦が同じ住所でなければいけない、ということはありません。
ただし、婚姻届を提出後に引っ越しをして住所が変わる場合は、通常どおり転出届と転入届を提出して住所変更する必要があります。
別居婚の扶養制度は?
別々に暮らしているといっても、婚姻届を提出して法律上夫婦と認められている状態。
そのため、収入の条件を満たしていれば配偶者の扶養に入ることができます。
扶養制度に関しては、一般的な法律婚と何ら変わりがないという認識で良いでしょう。