【難読】“あぐ”じゃない? 「亜ぐ」の正しい読み方
本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?
社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。
今回考えるのは「亜ぐ」の読み方です。
“あぐ”って読むんじゃないの? と思った方は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。
「亜ぐ」の読み方は?
「亜」は亜熱帯や亜細亜と書くので、“あ”という読み方は知っている人も多いでしょう。
しかし、これに送り仮名の「ぐ」をつけて、“あぐ”とは読まないんです。
気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“つぐ”と読みます。
「亜ぐ」の意味と使い方
『デジタル大辞泉』によれば、「亜ぐ」の意味は以下のように解説されています。
つ・ぐ【次ぐ/▽亜ぐ】
[動ガ五(四)]《「継ぐ」と同語源》
1 すぐそのあとに続く。引き続いて起こる。「不幸に―・ぐ不幸に見舞われる」「梅に―・いで桜が咲きはじめた」2 すぐその下に位する。「東京に―・ぐ大都会」「知事に―・ぐ地位」
「亜ぐ」は、すぐそのあとに続くという意味合いで、順位や地位などがすぐ下であることや、2番目であることを表す言葉です。
スポーツニュースなどで、「○○選手は海外選手に亜ぐ2位でゴールしました」なんてアナウンサーが話しているのを聞いたことはないでしょうか。
読めない漢字はきっとまだまだたくさん
あなたは「亜ぐ」を正しく読むことはできましたか?
きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。現在、“つぐ”は「次ぐ」と書くことが多いので、なかなか「亜ぐ」を使う機会はありませんが、「亜」の意外な読み方を知れましたね。
見慣れた漢字ですが、ふりがながつくことによってまったく想像しなかった読み方にもなりますね!
(ななしまもえ)
※この記事は2021年10月25日に公開されたものです