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「つまるところ」の意味と使い方は? 類語や例文も紹介

前田めぐる(ライティングコーチ・文章術講師)

「つまるところ」の意味は「つまり」と同じですが、どちらを使うかによって言われた方が受ける印象は変わってきます。今回はライティングコーチの前田めぐるさんに、「つまるところ」の意味や使い方、類語について、例文と併せて解説してもらいます

「つまるところ、○○だということですね」

こう言われると、何となく結論を急かされていると感じる人も多いかもしれません。

しかし、「つまるところ」は「要するに」「結局」「言い換えれば」という意味で、決して負の要素だけではありません。

どんな場面でどう使えば、目的に合った使い方になるでしょうか? 意味や例文とともに紹介します。

「つまるところ」の意味

まず「つまるところ」の意味を調べてみましょう。

つまるところ【詰まる所】

いろいろな考えをまとめる意を表す。
結局。つまり。

(『広辞苑 第七版』岩波書店)

辞書にあるように、「つまるところ」とは、「いろいろな考えをまとめると」「要するに」「結局」「つまり」という意味の副詞・名詞です。

漢字表記では「詰まる所」ですが、ひらがな表記の方が一般的ですね。

「つまるところ」は、それまでの会話や文章の内容を結論づけたり、要約したり、言い換えたりする時に「結局」「要約すると」「言い換えると」と同じように使える言葉です。

次ページ:「つまるところ」はどんな時に使えるのか?(例文つき)

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