賢く野菜を使い切る。私たちが実際に取り組んだフードロス対策
2030年までの国際目標「SDGs(持続可能な開発目標/エスディージーズ)」。最近よく耳にするけど、17のゴールに向かって私たちが実際にできることって何だろう。一人ひとりの小さな行動が明日の未来を変えるかもしれない。この企画では、マイナビウーマン読者アンバサダー「はたらくmuse」が“今日からできる私のSDGsの取り組み方”を学んだり、考えたりして、読者の方と一緒にそれぞれのmySDGsを見つけていきます。
取材・文:杉田穂南/マイナビウーマン編集部
撮影:曳野 若菜
これまでの座談会を通してフードロスの現状や、フードロス削減に向けて自分たちに何ができるかを学んできたはたらくmuse。
最後となる今回の座談会では、今まで学んだことを生かして、フードロス削減についてそれぞれが取り組んだことを発表!
積極的なはたらくmuseの2人に、クラダシの皆さんも刺激を受けていました!
はたらくmuseさめにゃんが取り組んだこと

・野菜の芯や種は捨てずに調理
・使い途中の野菜は、フリーザーバックに入れて保存

今までは、野菜の芯や種は切り落として何も思わず生ごみに出していました。でも、本当は食べられる部分もあるということを知って、何か工夫して食べられないかと考えるようになりました。
そこで、キャベツの芯は細かく刻んでお肉と玉ねぎと混ぜて、ロールキャベツの具として包んでみました。




あとは、アボカドの種をアレンジしました。スライスして油で炒めて、塩コショウで味付けしてみました。
苦味があるのでお酒と一緒におつまみ感覚で食べることができたし、他にも砕いてサラダにまぶしてみるのもいいかなって思ったので今後チャレンジしてみたいです。

さめにゃん提供写真




あと、使い途中の野菜が腐ってしまうことが結構あったので、それを防止するために野菜保存用のフリーザーパックを購入し、冷蔵庫や冷凍庫に入れるようにしました。
乾燥が防げるので、何もしないで入れておくより鮮度を長持ちできている気がします。

さめにゃん提供写真


前回のクイズ座談会の時に、これまで野菜の正しい保存方法を意外と間違ったままやってしまっていたことに気がついたので、野菜を買ったらその野菜の適した保存方法をきちんと調べることも意識しましたね。
きのこ類は冷凍した方が旨味も増して、長期保存も可能になると知ったので、複数のきのこをまとめてフリーザーバックに入れて冷凍保存するようにしています!


ありがとうございます! これからもたくさんアレンジしてみたいと思います!
はたらくmuseもえが取り組んだこと

・野菜の鮮度を長持ちさせるアイテムを購入
・天然由来の野菜洗浄剤で野菜を洗い、皮やヘタで出汁を作る

まずは、野菜の鮮度を長持ちさせるためにキッチンパックを購入しました。青果の保存専用で冷蔵庫に入れるものなんですけど、ピーマンなどを入れています。
あと、キャベツやブロッコリーの芯に刺すピックを購入しました。こういったアイテムを使い始めてから、今まですぐ腐らせてしまっていた野菜も使い切れるようになりました!

もえ提供写真


あと、野菜の皮などは栄養価も高いし食べられる部分が多いと知った時に、食べたいなとは思ったものの、どうしても汚れや農薬が気になってしまって……。
なので、安心して食べることができるように天然由来の野菜洗浄剤を購入して洗うようにしました。それで皮やヘタまで食べるようにしたり、皮やヘタで出汁を取って飲んでみたり、今は安心して調理しています!

もえ提供写真


フードロスを学んでみて


今まで、フードロスって聞いたことはあるけど、どこか自分には関係のないこととか、企業が取り組むことっていうイメージを持っていました。
でも、そうではないということを知ってから、自分がやっていかないといけないんだなって意識が変わりました。
まだまだそれに気がついていない人は多いと思うので、今度は自分が発信する立場になって、一人でも多くの人の意識が変わればいいなって思ったし、今後自分に家庭ができた時は正しい知識を伝えていきたいと思いました。


でも、実際にフードロス削減に取り組んでみて思ったのは、さっきも言ったように、例えば野菜の皮まで食べるとかは、どうしても不安に感じる人もいると思うんです。
だから強要するのではなく、興味を持つきかっけとして私の取り組みを通して伝えていければいいなと思います。


私もこういう機会がなければ、キャベツの芯やアボカドの種を食べるっていう発想にならなかったので、これまでの座談会は私の中の大きなきっかけになりました。
これからも捨てる前に、その部分は何か工夫することができないかを常に考えたいと思います。

私たちも2人のアイディアを通して身近なフードロス対策を知ることができて、すごく新鮮でした。
皆さんが日常に取り入れやすい取り組みをもっと見つけて発信していかなければいけないと改めて感じました。

食に関することは、こうして共有する場がないとなかなか他人の価値観や知識に触れることができないと思うんです。
なので、こうしてそのきっかけがどんどん増えたらいいなと思いますし、自分のまわりの人と一緒に料理をしてみたら新しい発見があるかもしれないと感じました。
そんな「楽しみながら学べる」機会が作れたらなと思います。

積極的な2人に私たちも刺激を受けました! これからもできることから取り組んでみてください!

ありがとうございました!

ありがとうございました!
※この記事は2021年08月31日に公開されたものです