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「かたじけない」は古い言葉? 意味と正しい使い方

るりは

時代劇などで「かたじけない」という言葉を聞いたことはありませんか? 今回は、「かたじけない」の意味や使い方、言い換えの類語表現などを解説します。

歴史ドラマや映画で「かたじけない」という言葉を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。そのため古い言葉である印象が強いですが、実は「かたじけない」という言葉は現代でも使える表現です。

では、「かたじけない」は、どんな場面で使える言葉なのでしょうか。今回は、意味や使い方について紹介します。

「かたじけない」とはどんな意味?

「かたじけない」という言葉には大きく3つの意味があり、それらを丁寧に言いまわした表現になります。

では、どんな意味を持つ言葉なのかをここで確認してみましょう。

(1)感謝の気持ちを伝える言葉

「ありがとう」や「感謝する」という意味があります。心の底から感謝している時などに使う言葉です。感謝と共に恐縮している気持ちも同時に伝えられます。

(2)謙遜を表す言葉

相手に対して「恐れ多い」という意味もあります。

「自分なんかにこんなに良くしてもらって恐縮する」という相手に謙遜する気持ちが込められた言葉です。

(3)申し訳ない気持ちを使える言葉

感謝の気持ちとは多少対極的な意味となりますが、申し訳なさを伝える時に使う言葉でもあります。

「かたじけない」にはその他にも「恥ずかしい」という意味が。こちらも併せて覚えておきましょう。

漢字で書くと「忝い」「辱い」

「かたじけない」という言葉は「忝い」と変換されます。これは「はずかし」とも読める文字で、「恐れ多い」や「もったいない」というへりくだって感謝している気持ちを表しています。

また「辱い」と書かれることもあります。これは恥ずかしいという気持ちを表しています。

しかし、現在ではこのような漢字表記ではなく、ひらがなで書いた方が一般的に伝わるでしょう。

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