「かたじけない」は古い言葉? 意味と正しい使い方
「かたじけない」の使い方
では「かたじけない」という言葉はどのように使えばいいのでしょうか。ここでは例文を3つ紹介するので、ぜひ適切な場面で使ってみてください。
(1)感謝を伝える例文
・こんなに素晴らしいものをいただき、かたじけなく存じます。
この場合の「かたじけない」は、感謝の気持ちを伝えるための言い方です。
目上の人に使う場合は「かたじけなく存じます」や「かたじけないことでございます」など丁寧な表現にした方が良いでしょう。
友人など親しい間柄であれば「かたじけないです」や「かたじけない」という形でも大丈夫です。
(2)謙遜を伝える例文
・かたじけなくも私のことを気にかけて頂きました。
こちらは感謝の気持ちと共に相手へ謙遜していることを表す言い方です。
自分にはもったいないという気持ちと、それに対する感謝を同時に伝えられます。
(3)申し訳なさを伝える例文
・私の力不足で本当にかたじけなく思います。
「かたじけない」という言葉には謝罪の気持ちと、そんな自分を許してくれた相手への感謝の気持ちの両方を込めることができます。
ただ謝るだけではなく、相手の気持ちも思いやった表現として使いましょう。