「ご武運を祈る」とは? 本来の意味と注意点(例文付き)
相手にエールを送りたい時に使える言葉は?
では、相手を励ましたい、エールを送りたいという気持ちの時、どのような言葉があるでしょうか。
例えば、災害現場に向かう救助隊やエベレスト登頂を目指す登山隊など、現代において危険な任務へ臨む方たちには、以下のような声掛けが適切です。
・危険なことも多いでしょうから、どうぞくれぐれもお気をつけて。
・天候に恵まれますように。どうぞ道中ご無事で。
また、就活やプレゼンという大きな舞台へ挑む人に掛ける言葉としては、以下のような例が挙げられます。
・応援しています。
・一生懸命準備していたのですから、きっと大丈夫!
・自分を信じて!
・きっと成功すると信じています。
・堂々と胸を張って行ってらっしゃい!
・吉報をお待ちしております。
あなたが思うシンプルかつ素直な表現で十分ではないでしょうか。
これらの言葉に、「頑張ってください」という言葉に添えると、より気持ちが伝わるでしょう。
「ご武運を」は今後の使われ方に期待したい言葉
映画やアニメで使われる言葉の影響はとても大きく、私たちをその世界観に誘ってくれます。
その言葉を、現代の私たちが同じように感じるシチュエーションに置き換えて、古き良き時代の言葉をよみがえらせる効果があることも事実です。
ですが、そこで使われる言葉を「はやっているから」「かっこいいから」といって、安易に現代の日常生活へ持ち込むことには、無理が生じる場合もあります。相手にも誤解を与えかねません。
もちろん、言葉は生き物で変化していきますから、いずれ「ご武運を」が「必勝祈願」のように、現代でも違和感なく使われるようになっていくかもしれません。
今後の使われ方に注目していきたい言葉の1つです。
(松岡友子)
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※この記事は2021年07月29日に公開されたものです