「貴殿」の正しい使い方とは? 注意点や言い換え表現
「貴殿」の使い方と例文
フォーマルなシーンで使うことが多い「貴殿」という言葉。誤用を避けるためにも、間違いのない使い方や具体的な使用シーンなどを理解しておいた方が良いでしょう。
ここからは、「貴殿」の場面別の使い方を例文つきで紹介します。
公的な書類などで使う場合
「貴殿」は、手紙の前文やフォーマルな文書の結びのあいさつなどで使われることが多い言葉です。
「貴殿」を用いた定型文的な表現もたくさんありますので、代表的なフレーズを確認しておきましょう。
例文
・貴殿におかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
・末筆ながら、貴殿の益々のご活躍をお祈り申し上げます。
・貴殿の温かいお心遣いには深く感謝いたします。
・貴殿のご尽力の賜物であると感謝しております。
・貴殿のご多幸をお祈り申し上げます。
辞令や表彰などで使う場合
「貴殿」をビジネスシーンで使う場合は、社内の公的な書類の中で使われることが多いです。
例えば、表彰や辞令・採用通知などにおいて敬意を込めて相手を呼びたい場合に「貴殿」が使われます。
職場などで問題なく使用するためにも、例文を確認しておきましょう。
例文
・慎重かつ厳正なる選考の結果、この度貴殿を弊社社員として採用することに決定いたしましたのでご通知申し上げます。
・貴殿のこれまでに得た部下からの信頼や功績をたたえ、令和3年4月1日付をもって営業本部本部長に任命します。
・貴殿は令和3年7月において、輝かしい成績を収められ個所の牽引役として大いに貢献されました。
・貴殿の功績をたたえ記念品を贈呈し、永年の努力に深く感謝の意を表します。
・採用選考や入社手続の際、貴殿に関する個人情報の提供をお願いしております。