お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

「貴殿」の正しい使い方とは? 注意点や言い換え表現

Sai

「貴殿」の正しい使い方、理解できていますか? フォーマルな文書などでよく使われる言葉ですが、使い方を間違っている人は少なくありません。今回はビジネス系ライターのSaiさんに、正確な使い方や使用上の注意点などを解説してもらいます。

公的文書や手紙などでよく使われる「貴殿」という言葉。ビジネスシーンでも頻繁に見る表現ですが、使い方を間違うと失礼な印象を与えてしまうこともあります。

今回は、「貴殿」の正確な使い方を例文つきで解説。

また、「貴殿」を使う上での注意点や類語・言い換え表現なども併せて紹介するので、使うためのポイントを押さえておきましょう。

「貴殿」の読み方と意味


「貴殿」は「きでん」と読み、『デジタル大辞泉』によれば意味は以下のように説明されています。

き‐でん【貴殿】

二人称の人代名詞。男性が目上または同等の男性に対して用いる。あなた。

[補説] 目上の相手への敬称として用いたが、のちに、同輩に対する親愛の気持ちを表す語としても用いるようになった。現代では多く手紙や文書で用いる。

(『デジタル大辞泉』小学館)

尊敬の二人称の代名詞で、「あなた」を言い換えた言葉です。元々は目上の人に対してのみ使用していましたが、現在は立場が同じ人に対しても使える表現となっています。

次ページ:「貴殿」を使う上での注意点

SHARE