「気兼ねなく」の意味とは? ビジネスで使える敬語表現も紹介
相手に対して遠慮なく振舞ってほしいという意味合いで「気兼ねなく」という言葉を使うことがあります。本記事ではより深く「気兼ねなく」の意味や使い方、敬語表現などを解説していきます。
上司や取引先などに対して使うことの多い「気兼ねなく」という言葉。ビジネスシーンを中心に、さまざまな場面で使用されますが、正しく使えていますか?
今回は、相手に遠慮してほしくない時に使える言葉「気兼ねなく」の正しい使い方や敬語表現、類語、英語表現について詳しく解説していきます。
目次
「気兼ねなく」の意味とは
「気兼ねなく」は、ビジネスシーンを中心に、相手に遠慮なく振舞ってほしい時に使われている言葉です。その詳しい意味を確認してみましょう。
「気兼ねなく」は「遠慮なく」や「気軽に」
気兼ねなくを辞書で確認すると、以下のように記されています。
きがねなく【気兼ねなく】
遠慮することなく、気軽に。「気兼ね」とは他人を気遣い遠慮するさま。手紙などで「お気兼ねなく~下さい」などの言い回しで用いることが多い。(『実用日本語表現辞典』 )
つまり「気兼ねなく」は、「気軽に振舞ってほしい」「遠慮しないで本当の思いを伝えてほしい」という心理を、丁寧な表現で伝えているのです。
話し言葉としてだけでなく、メールや手紙での書き言葉としても使用され、読み手を配慮しつつ、敬意も表すことのできる便利な表現です。
ちなみに「気兼ね」だけでは、「他人の思わくなどに気を使うこと。遠慮。」(『デジタル大辞泉』小学館)という意味になります。