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HIITは効果がないって本当? 痩せない原因と解決策6つ

山内佑太郎(キックボクサー/トレーナー)

HIITに効果がないと感じる原因6つ

HIITは、短い時間でもやってみるとかなりキツイもの。それにも関わらず、「効果が実感できない」と感じる人がいるようです。

なぜ、HIITの効果を実感できないのでしょうか? 考えられる原因を6つ挙げていきます。

(1)HIITを行う頻度が適切ではないから

HIITを行う頻度が適切でないと正しい効果を実感しづらくなります。

HIITの効果的な頻度は、週に2~3回程度が目安です。また、2~3日連続で行うのではなく、月曜・水曜・金曜のように間隔を空けるようにするのがおすすめ。間隔を空けることで体力や筋肉の疲労が回復しやすくなり、効果的にトレーニングを行えるからです。

週2~3回のHIITを継続していると、体がトレーニングに慣れてきて体力がついてきます。この場合、徐々に頻度を増やしていくのも良いでしょう。

(2)鍛える部位が偏っているから

鍛える部位に偏りがあると、トレーニング効果が出にくくなります。HIITのメニュー全体を見た時に、全身の筋肉をまんべんなく使えているかチェックしましょう。

同じ部位ばかりを鍛えていると、筋肉が疲労しがちになり疲れの原因に。継続してHIITを行うためにも、全身の筋肉を鍛えることを意識してみてください。

もしくは、「今日は上半身を中心としたトレーニングの日、明後日は下半身……」のように設定することで、部位ごとに筋肉を休ませる時間を設けるのもおすすめです。

(3)運動強度が自分に合っていないから

HIITは、その時の体力や体調に合わせて運動強度を決めるのが大切です。運動強度は、心拍数を目安にチェックします。

一般的に、HIITで効果的とされる運動強度は「220-年齢」で測定する最大心拍数の80~90%とされています。例えば、30歳の人なら心拍数を152~171前後まで上げることを目標にすると良いでしょう。

ただし自宅などでトレーニングを行う場合、心拍数が分からないことも多いはず。そんな時は、息が上がってキツイと感じる程度を目安に行ってみましょう。ただし無理は禁物。体力がつくまでの間や体調が悪い日は無理をせずに軽めの強度で行ってください。

(4)正しいフォームで行われていないから

トレーニングのフォームが崩れていると、筋肉に正しく負荷を掛けられない他、けがの原因になる場合があります。

HIITを行う前に自身が取り入れている運動の正しいフォームを確認しておき、フォームが崩れないように意識してみてください。

また、フォームが崩れるのは疲れが原因の場合もあります。その際は無理をしてHIITを行わず、お休みを挟むことも大切です。

(5)食事に気を使っていないから

せっかくHIITを行っても、食事に気を使っていないと体の変化は感じにくいもの。

例えば、健康的なボディメイクを目的とする人は、筋肉の材料となるタンパク質以外にも、炭水化物や脂質、ビタミン、ミネラルといった良質な栄養素を適切に取る必要があります。

また、ダイエット目的の人は、適正量の炭水化物、タンパク質、脂質をベースに1日の摂取カロリーを適切に抑えた食事を心掛けてください。

(6)HIITを継続できていないから

HIITを始めたからといって、すぐに効果が出るとは限りません。効果を得るためには、適切な運動強度や頻度、食事などの他に、長期間継続することが重要となります。

急いで効果を求めるのではなく、継続して理想の体を作り上げていきましょう。

次ページ:HIITに期待できる効果

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