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「校正」とは? 意味や「校閲」との違いについて解説

武田 麻希

「校正」と関連が深い言葉

「校正」と関わりが深い言葉がいくつかありますので紹介します。「校正」の意味と比較しながら違いを見ていきましょう

「校閲」と「校正」との違い

「校閲」には、以下のような意味があります。

こうえつ【校閲】

文書や原稿などの誤りや不備な点を調べ、検討し、訂正したり校正したりすること。

(『デジタル大辞泉』小学館)

校正では指摘したことが反映されているかの確認を行いますが、校閲ではさらに掘り下げたチェックを行います。例えば事実関係に誤りがないか、差別表現など不適切な表現がないか、同じコンテンツ内で矛盾がないか、改行は適切かなど。

コンテンツの質を下げないために、校閲で細かくチェックするのです。

「執筆」と「校正」との違い

「執筆」には、以下のような意味があります。

しっぴつ【執筆】

文章を書くこと。

(『デジタル大辞泉』小学館)

印刷物やWebコンテンツの文章を作る時に関わりがあるのが執筆です。担当者が執筆した文章は、校正や校閲での確認をへて、問題がなければ世の中に出ていきます。

校正と執筆に大きな関わりはありますが、作業内容は全く異なる点を理解しておきましょう。

「編集」と「校正」との違い

「編集」には、以下のような意味があります。

へんしゅう【編集】

一定の方針に従って資料を整理し、新聞・雑誌・書物などにまとめること。また、撮影済みの映像を映画などにまとめること。また、その仕事。

(『デジタル大辞泉』小学館)

また「編集」は、映像コンテンツの制作など、幅広いジャンルで使われる言葉でもあります。執筆・校正・校閲された文章をまとめるのが編集の役割です。

校正は文章の修正作業のことを指すのに対して、編集はコンテンツ全体をまとめる役割を指します。

「校了」とは?

「校了」には、以下のような意味があります。

こうりょう【校了】

校正がすっかり終わること。

(『デジタル大辞泉』小学館)

校正が終了して、印刷やWebコンテンツへのアップロードなどが可能な状態になることを指して「校了」と表現します。

次ページ:校正が必要な理由

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