こだわりが強い人の特徴とは? 上手な付き合い方も解説
こだわりが強い人とは、どのような人を指すのでしょうか。今回は、こだわりが強い人の特徴やこだわりが強くなる原因、こだわりの強さと上手く付き合っていく方法を、心理カウンセラーの小日向るり子さんに教えてもらいます。
「こだわりが強い人」と聞くと、どのようなイメージを持ちますか? 「こだわり」とは個人の感性や価値観に基づいた思い入れですので、こだわりを持つこと自体は大切なことです。
しかし、その思い入れの強さによって「生きづらさ」を感じている方もいるのではないでしょうか。
今回はこだわりが強い人の特徴や心理を分析し、さらに対処方法までを解説していきたいと思います。
こだわりが強い人の特徴
ますは、「こだわりが強い」と言われる人には、どのような特徴があるのかご紹介します。
1.主張を曲げない
自分が一度「こうだ」と思ったことは、他者からどう言われようと意見や行動を変えたりしません。
逆に、言われれば言われるほど反発心を覚えて、さらにこだわりが強くなることもあります。
2.ひとり行動が多い
ひとりで行動することが好きな人もいますが、こだわりが強い人のすべてがひとり行動を好むということではありません。
しかし、こだわりを貫いているとどうしてもまわりと合わないことも多くなり、その結果ひとりで行動するようになるのです。
3.パワフル
こだわりを強く持てるということは、自分の主張を押し通すパワーがあるということです。
そのため周囲の人はそのパワーに圧倒され、ひるんでしまうこともあります。
4.勝気
こだわりが強い人は、他者からのアドバイスを抵抗勢力と受け止めてしまいがちです。
そのため、それに負けまいと強気で過ごす場面が多く、それが「勝気」という性格として定着することがあります。

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こだわりが強くなる原因
要因としては、産まれ持った気質(先天的なもの)もありますが、後天的な要素もあり、それらが絡み合って「こだわりの強さ」というパーソナリティの一部が形成されます。
後天的な要素とは「自分が興味を持ったことに対して制限がなく、そのものに熱中できる環境」があった場合です。
例えば、幼少期から絵を描くことや読書が好きで、制限なく制作に没頭する読書を楽しむ環境を与えられていた場合などです。
特に、幼少期~青年期の環境がそのようなものであった場合は、同年代と比べて経験値も高くなるため優秀な成果につながることも多いです。
それが本人の優越感と相まって、ますますこだわりが強くなるといった傾向があります。